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3Dに録画機能にLED! 冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ 第2回

シャープ「AQUOS」編――自社開発液晶パネルのメリット!

2010年11月16日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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3Dテレビとして、明るい映像にこだわった最上位モデル
「AQUOSクアトロン LC-46LB3」

「LC-46LB3」

「LC-46LB3」

 では、注目すべきモデルの詳細を解説しよう。まずは最上位モデルのLC-46LB3を見ていく。4原色液晶パネルに加えて、3D表示が可能で、内蔵するBDドライブは、3D対応はもちろん、3層(100GB)という大容量BDメディア「BDXL」にも対応するという充実の内容となっている。

側面部にはツィーターが採用。正面から見えない配置で広がり角度も最適に調整されている

側面部にはツィーターを内蔵。正面から見えない配置ながら、広がり角度も最適に調整されている

背面には、2個1組の振動キャンセル構造となるサブウーファーが内蔵されている

背面には、2個1組で振動キャンセル構造となるサブウーファーが内蔵されている

 外観は、本体の右側面にBDドライブが追加されている以外は、AQUOSクアトロンの3Dモデル「LV3」とほぼ同様で、画面の左右と下部に合計8個のスピーカーを内蔵する「ARSS」も同じだ。

右側面のBDドライブ。スロットイン式で下部にはディスクイジェクトのボタンがある

右側面のBDドライブ。スロットイン式で下部にはディスクイジェクトのボタンがある

通常のネットワーク接続用端子とは異なるBD-Live専用のネットワーク端子。隣のUSB端子もBD-Live専用の外部メモリー用だ

通常のネットワーク接続用端子とは異なるBD-Live専用のネットワーク端子。隣のUSB端子もBD-Live専用の外部メモリー用だ

 ちょっと気になるのが、インターネット接続用のEthernet端子と、BDソフトのBD-Live用のEthernet端子が別々に存在すること。BDドライブの仕様の問題かもしれないが、テレビ一台にEthernetケーブルを2本も接続するのは少々面倒に感じる。BD-Liveは必須の機能ではないが、将来的には改善してほしいポイントだ。

背面と側面の接続端子。背面にはHDMI端子が2系統をはじめ、i.LINK端子も備える。側面は、USB HDDを接続するUSB端子がある

 また、側面にはUSB端子があり、USB HDDを接続すれば、内蔵BDだけでなくUSB HDDへの録画も可能。本機は3層で100GBの大容量規格「BDXL」にも対応しているが、価格はまだ高いし、1TBが当たり前になりつつあるHDDに比べてBDでは録画容量が不安だという人も安心だろう。

付属のリモコン(左)。大きな黄色の3Dボタンが追加されているほか、再生操作用のボタンもレコーダー用リモコン並みに充実している。下部のカバー内(右)には、画質モード切替や、連携操作用のボタンがある

 付属のリモコンは、3Dボタンなどが追加された「AQUOSファミリモコン」で、大きめの再生ボタンなどがしっかりと装備されたタイプ。BD内蔵タイプだけに、ほぼレコーダーと同等の操作ができるようになっている。

付属の3Dメガネ(左)。充電はUSBで行なえる(右)。そのほか、電池蓋を外すためなのか、ドライバーが付属する

 同じく付属する3Dメガネは、メガネ側に3D/2D切り替えが備わっているのがユニーク。これは文字通り、テレビからの3D映像をメガネ側で2Dに変換する機能だ。例えば2人で3D映像を見ていて、目が疲れたので自分だけ2Dで見たいと思ったとき、メガネ側で3D→2D変換をすれば、自分だけが2D映像で、相手は3D映像のまま視聴を続行できる。これは健康に配慮した安全対策だろう。

 このほか、視聴中に電池が切れてしまったときなど、USBケーブルで接続して電力供給しながら視聴することも可能。オプションの3Dメガネは同一デザインだが、シルバー/赤/青のカラバリが用意されている。

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