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3Dに録画機能にLED! 冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ 第5回

ソニー「BRAVIA」編――4倍駆動など最新技術を意欲的に搭載

2010年11月19日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 特集の第5回はソニー「BRAVIA」を取り上げる。同社も現在のところは液晶テレビのみのラインナップだが、以前には有機ELテレビを発売(生産完了)。現在主流のLEDバックライトをどこよりも早く採用し、RGB LEDバックライトを搭載したモデルを発表するなど、最先端の技術を積極的に製品に採り入れている。

今回取り上げる「KDL-46HX900」(実売32万円前後)に専用スタンド「SU-46NX1」(同2万円前後)を組み合わせると、こんなスタイリッシュな感じになる

今回取り上げる「KDL-46HX900」(実売32万円前後)に専用スタンド「SU-46NX1」(同2万円前後)を組み合わせると、こんなスタイリッシュな感じになる

 また、デザイン性に優れたモデルが多いことでも知られる。今回取り上げる「HX900」シリーズ(52V/46V)などが採用する「モノリシックデザイン」は、前面にガラス板を装着して、画面とフレーム部分の段差をなくし、まるで一枚の板のようなシンプルでモダンなフォルムとしている。

 別売のバータイプスタンドを使って、やや低い位置に画面を置く視聴スタイルの提案など、インテリア性を含めたデザイン展開を行なっているのもソニーらしい。


3D対応や液晶パネルの違いなど
バリエーションは多岐に渡る

 同社のラインナップを機能別に分けると、3D対応モデル、2Dの4倍速モデル、2Dの2倍速モデルとなり、録画対応機は内蔵HDD+BDと内蔵HDDのみのモデルがある。


ソニー「BRAVIA」のラインナップ
シリーズ名 パネル 画面サイズ 録画機能 人感センサー 実売価格
HX80R 4倍速液晶
クリアブラック
3D対応、LED
55V/46V/40V BD
内蔵HDD
(500GB)
―― 35/28/22万円前後
LX900 4倍速液晶
オプティコントラスト
3D対応、LED
60V/52V/46V/40V ―― 搭載(カメラ) 45/32/28/20万円前後
HX900 4倍速液晶
オプティコントラスト
3D対応、直下LED
52V/46V ―― ―― 38/32万円前後
HX800 4倍速液晶
クリアブラック
3D対応、LED
46V/40V ―― ―― 20/14万円前後
NX800 4倍速液晶
クリアブラック
LED
46V/40V ―― ―― 23/15万円前後
HX700 4倍速液晶
クリアブラック
46V/40V ―― ―― 23/16万円前後
EX30R 液晶(1366×768ドット) 32V/26V BD
内蔵HDD
(500GB)
―― 13.5/12.5万円前後
BX30H 液晶(1366×768ドット) 32V/26V/22V 内蔵HDD
(500GB)
―― 7.5/7/6万円前後
EX710 倍速液晶
LED
40V/32V ―― 搭載 11/10万円前後
EX700 倍速液晶
LED
52V/46V/40V/32V ―― 搭載 20/14/11/8万円前後
EX500 倍速液晶 40V ―― ―― 8万円前後
EX300 液晶(1366×768ドット) 32V/26V/22V ―― ―― 6/6/5万円前後

 これに加えて、液晶パネルにいくつかバリエーションがある。上位機種の「HX900」は、液晶パネル面と前面ガラスを一体化した「オプティコントラストパネル」+直下型LED(部分駆動)だが、3Dモデルである「LX900」は「オプティコントラストパネル」+エッジ型LED(部分駆動なし)と、差別化が図られている。

 こうした表示パネルとLEDバックライトの組み合わせは、上位モデルではそれぞれ異なっており、製品ごとに個性を持っている。なお、ミドル~エントリーモデルでは、LEDバックライト採用機とCCFLバックライト採用機が混在している。

 選択肢の幅が広いのは歓迎したいが、上級機のイメージを期待してミドルクラスモデルを選ぼうとすると、表示パネルの種類や製品の個性がガラリと変わっていることもあるので注意しよう。

 機能的な違いは録画機能のほか、テレビの前にいる人を検知する「人感センサー」の有無などがある。さらに人感センサーは、赤外線センサーで人の動きを検知して画面をオン/オフするものと、内蔵カメラで顔検出を行ない、顔が画面を向いていない時にも画面をオフにするものの2種類がある(後者はLX900のみに搭載)。

今回取り上げる「KDL-40EX710」(左)と「KDL-40HX80R」(右)

 今回主に取り上げるのは、画質面での最上位モデルである「KDL-46HX900」(実売32万円前後)と、スタンダードモデルの「KDL-40EX710」(同11万円前後)。3Dにも対応し、ソニーの高画質技術が惜しみなく投入されたHX900と、「人感センサー」採用など、省エネ性能や利便性を重視したEX710ではかなり性格が異なるモデルである。

 また、録画モデルの最上位機種であり、3D対応モデルでもある「KDL-40HX80R」(実売22万円前後)についても触れていく。

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