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鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」第40回

3チューナー内蔵や外付けHDD対応など全5モデル登場!

早速チェック! スカパーHD!内蔵のソニーBDレコ秋モデル

2011年08月23日 13時10分更新

文● 鳥居一豊

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今回発表されたBDレコ。上段3機種(左からBDZ-AX2700T/AT970T/BDZ-AT770T)が3チューナーで下段2機種(左からBDZ-AT950W/SKP75)が2チューナーモデル

 ソニーから、BDレコの秋モデルが全5機種発表された。3チューナー内蔵の2TB HDDモデルの「BDZ-AX2700T」(予想実売価格 23万円前後)を筆頭に、3チューナーで1TB HDD搭載の「BDZ-AT970T」(同13万円前後)、2チューナーで1TB HDD搭載の「BDZ-AT950W」(同12万円前後)、3チューナーで500GB HDD搭載の「BDZ-AT770T」(同10万円前後)。

 加えて、2チューナー+スカパー! HDチューナーを採用し、500GB HDD搭載の「BDZ-SKP75」(予想実売価格 11万円前後)も登場。すでに発表済みのエントリーモデル「BDZ-AT350S」、「BDZ-AT750W」と合わせて全7モデルのラインナップとなる。

 発売日は、BDZ-SKP75が10月22日、それ以外の機種は10月8日の予定だ。

3チューナー搭載機の「BDZ-AT970T」。高さは56mmとスリムなサイズに収まっている。カラーリングはブラックと下部のカバー部分のシルバーとなる。2チューナー機は高さが異なるもののデザインは共通だ 3チューナー搭載機の「BDZ-AT970T」。高さは56mmとスリムなサイズに収まっている。カラーリングはブラックと下部のカバー部分のシルバーとなる。2チューナー機は高さが異なるもののデザインは共通だ

 大きなトピックスは、3チューナー搭載とHDD増設対応、そして、スカパー! HD内蔵モデルの登場となる。3チューナーの上位モデル、2チューナーのミドルモデルという具合には分かれてはいないので、下の表を見た方がそれぞれの違いを確認しやすいだろう。

新モデルの主な機能の違い
デジタルチューナー数 スカパー! HDチューナー内蔵 内蔵HDD容量 外付けHDD対応 DLNA対応
BDZ-AX2700T 3 ―― 2TB
BDZ-AT970T 3 ―― 1TB
BDZ-AT950W 2 ―― 1TB
BDZ-SKP75 2 500GB
BDZ-AT770T 3 ―― 500GB ――
BDZ-AT750W 2 ―― 500GB ―― ――
BDZ-AT350S 1 ―― 500GB ―― ――

 パナソニックに続いて登場した3チューナー機だが、当然3番組同時長時間録画が可能で、トリプル録画と同時にBD再生などができるなど、マルチタスクは万全。ソニーのトリプルチューナー機のメリットとしては、3番組同時の長時間録画と同時に、「おでかけ転送」用のファイル作成も3つともできる点にある。

 実は内部に6つのエンコーダーが内蔵されており、3番組のうちのひとつがDR録画で後から変換を行なうということもないし、録画が終わった番組をすぐに持ち出せる、という使い勝手のよさがある。

 これ以外に、チャプターの自動作成や追いかけ再生、早見再生、BDへの高速ダビングに「ルームリンク」(DLAN)の利用も可能だ。

BDZ-AT970Tの背面。右側にHDD専用、無線LAN専用のUSB端子が合計2基備わっている点が進化点。各端子の配置も昨年モデルとは大きく異なっている
BDZ-AT970Tの背面。右側にHDD専用、無線LAN専用のUSB端子が合計2基備わっている点が進化点。各端子の配置も昨年モデルとは大きく異なっている

 外付けUSB HDDは、最大2TBのHDDを10台まで登録できる。ただし同時に使用できるのは1台のみで、複数のUSB HDDを同時に接続することはできない。録画先にUSB HDDを選択することも可能だし、内蔵HDD―USB HDD間のダビングやムーブなども行なえる。基本的に内蔵/外付けの違いによる機能の差はほとんどないと考えていい。

 唯一の制限と言えるのは、USB HDDからBDへの直接ダビングができないこと。この場合は、USB HDDから内蔵HDDへダビングし、その後でBDへダビングすることになる。

 このほかの各モデル共通の機能としては、約0.5秒の瞬間起動や自動録画機能「おまかせ・まる録」、おでかけ転送などの従来に機能に加え、新機能としてスマートフォンによるリモート予約を採用。

 ビデオカメラやデジカメの映像取り込みも「AVCHD Ver.2.0」に対応し、従来までのAVCHD動画に加え、3D映像(AVCHD 3D)、60p動画(AVCHD Progressive)、3D静止画(MPOファイル)に対応している。

 さらに、「ソニールームリンク」対応モデルでは、DLNAサーバー機能やスカパー! HDとの連携録画に加え、新たにCATVチューナーとのLAN連携録画と、プレイステーション 3の「torne」と連携する「レコ×トルネ」、無線LANアダプター対応が新機能となっている。

「録り逃し防止」が新機種のテーマ

USB HDDは「ドラマ用」や「お父さん用」といった使い分けが可能だ

 今回のソニーの大きなテーマは「録り逃し防止」だ。番組重複による録り逃しを3チューナーで防ぎ、録画容量不足はHDDの大容量化や外付けUSB HDDで解決と、録画失敗の機会を減らすための機能を積極的に盛り込んだ。

 これはシングルチューナー機も多いDVDレコや、初期のBDレコからの買い換えユーザーに対し、有効なアピールとなるだろう。さらに、すぐに録画を開始できる瞬間起動や、リモート予約、キーワードで番組を検索して自動で録画する「おまかせ・まる録」といった従来からの機能と合わせ、レコーダーの主な用途である録画性能がさらに優秀になっている。

録画日時やジャンルでのフォルダ分けも可能だ 録画日時やジャンルでのフォルダ分けも可能だ

 画質関連では、長時間録画用のエンコーダーが「インテリジェントエンコーダー3」に進化した。昨年モデルでは、EPGのジャンル情報に応じて最適なエンコードを行なう「ジャンル別エンコード」だけだったが、新たに「シーン解析エンコーディング」が加わり、映像信号を解析して自然の風景や人物、動きのある場面など、シーンを分類して、最適なエンコードを行なう。長時間モードは従来と同じ最長11倍相当だが、さらなる高画質化が図られている。

 そして、再生用の高画質回路は「CREAS 4」となり、上位機種以外のモデルでも超解像技術を採用したのが進化点。3D映像でも超解像をはじめとする高画質処理が行なえるようになっている。そのほかの画質関連については、すでに発売されているAT750W/AT350Sと同様の内容だ。

 次ページからは、スカパー! HDチューナーを内蔵したSKP75と、最上位モデルのAX2700Tをピックアップしてそれぞれを詳しくレポートしていく。

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