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ゾーホージャパンが統合ネットワーク監視ツールを機能アップ

Hyper-V対応の監視ルーツ「ManageEngine OpManager 9.0」

2011年12月13日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 12月12日、ゾーホージャパンは、統合ネットワーク監視ツール「ManageEngine OpManager(マネージエンジン オーピーマネージャ)」にHyper-V監視などの新機能を追加した新バージョン「リリース9.0」の出荷を開始した。

Hyper-Vの仮想環境にも対応する統合ネットワーク監視ツール「ManageEngine OpManager」

 ManageEngine OpManagerは、ネットワークやシステム、アプリケーション、さらに物理/仮想化環境において、統合的なネットワーク監視を行なうツール。ネットワーク監視、サーバー監視(物理/仮想化環境)、アプリケーション監視、障害管理、レポート機能などを持つ。マルチベンダーで構成される複雑な企業内ネットワークの監視の一元化が可能で、運用管理業務の負荷を軽減するという。さらに障害管理や性能管理の機能など、ネットワーク監視に不可欠な機能を網羅。全世界9000社を超える企業に利用されているとのこと。

 今回のリリース 9.0 では、これまでのVMware ESX対応に加え、マイクロソフト「Hyper-V」による仮想化環境の監視機能が追加されている。これにより、仮想化されたサーバーが混在する企業ネットワークの監視においても、仮想化環境と物理環境を一元的に監視でき、ネットワーク管理業務の負荷を大幅に軽減するとしている。

 また、これまでのICMP Ping、SNMPやWMIによる監視に加え、Linuxのシェルスクリプト、VBScriptなど多様なスクリプト言語の実行結果の監視が可能な「スクリプト監視」機能も追加される。これにより、SNMPの代わりにVBScriptを使って監視項目を設定したり、標準では取得できなかった項目を監視対象にすることが可能となり、カスタマイズ性が向上するという。

 そのほか、複数のタスクを自動で実行させる「ITワークフロー」も加わった。これは、特定のアラーム発生時や定期時に、ITワークフローを発動して自動でタスクを実行するもので、ネットワーク管理者のルーチンワークの削減が期待できるという。ほかにも、上位のネットワーク管理ツールとの連携を可能にするREST APIへの対応、画面上部にタブを追加したインターフェイスの改善による利便性の向上などが行なわれている。

 ManageEngine OpManagerの価格は、50装置まで監視可能なEssential Editionで、年間ライセンス料金(年間サポート付き)が17万円から、通常ライセンス料金(初年度サポート付き)が40万8000円から。詳細は、同社Webサイトを確認のこと。


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