AMDは2009年4月28日、Socket AM2+に対応するデュアルコアCPU「Athlon X2 7850 Black Edition」(以下X2 7850 BE)を発表した。店頭では、4月29日に発売が開始される予定で、店頭予想価格は8000円前後とされている。
今回発表されたX2 7850 BEは、Athlon X2 7000シリーズの最上位となる製品だ。Athlon X2 7000シリーズは、開発コードネームKumaと呼ばれていたデュアルコアCPUで、Phenomシリーズと同じK10アーキテクチャを採用している。プロセスルールは65nm SOIであり、Phenom X4やX3のデュアルコア版として位置づけられる。Socket AM2+対応で、メモリはDDR2-1066までのサポートとなる。
| CPUスペック | ||||
|---|---|---|---|---|
| モデルナンバー | Athlon X2 7850 BE | Athlon X2 7750 BE | ||
| 対応CPUソケット | Socket AM2+ | Socket AM2+ | ||
| ステッピング | B3 | B3 | ||
| 製造プロセス | 65nm SOI | 65nm SOI | ||
| コア数 | 2 | 2 | ||
| 動作クロック | 2.8GHz | 2.7GHz | ||
| HTクロック | 1.8GHz | 1.8GHz | ||
| 2次キャッシュ | 512KB×2 | 512KB×2 | ||
| 3次キャッシュ | 2MB | 2MB | ||
| TDP | 95W | 95W | ||
| 対応メモリ | DDR2-1066 | DDR2-1066 | ||
| 店頭価格 | 8000円前後 | 8900円前後(発売当時) | ||
昨年12月に登場したAthlon X2 7750 BE(以下X2 7750 BE)は、Athlon X2 7000シリーズの初の製品であり、動作クロックは2.7GHzであった。今回追加されたX2 7850 BEは、動作クロックが100MHz向上して2.8GHzとなっているが、それ以外の仕様は変わっていない。また、Black Editionという名前が付いていることからわかるように、クロック倍率は固定されておらず、FSBクロックを変えずにクロック倍率を上げることでのオーバークロック動作が可能だ。Athlon X2 7000シリーズは、Athlon X2シリーズの中では最上位となるが、実売価格が1万円未満で、コストパフォーマンスが高いことが魅力だ。
ベンチマークテスト構成
それでは、Athlon X2 7000シリーズの最新モデルX2 7850 BEの性能を早速検証してみたい。テスト環境は以下に示したとおりで、比較用としてX2 7750 BEも用意した。なお、テスト環境は、「Phenom II X4 955 Black Edition」レビューでのSocket AM2+環境と同じなので、そちらを参照していただければ、Phenom II X4 940 BE(価格帯は大きく異なるが)との性能差も比較できる。
| テスト環境 | |
|---|---|
| CPU | Athlon X2 7850 Black Edition(2.8GHz) Athlon X2 7750 Black Edition(2.7GHz) |
| マザーボード | MSI「DKA790GX Platinum」(AMD 790GX/DDR2) |
| メモリー | DDR3 800 1GB×2 |
| ビデオカード | ATI Radeon HD 4870(メモリ512MB) |
| HDD | Western Digital「WDF10EADS」(1TB Serial ATA) |
| OS | Windows Vista Home Premium SP1(32bit) |
| グラフィックドライバ | ATI Catalyst 9.4 |
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