(株)テンアートニは、PHPアプリケーションに商用のライセンス管理機能を提供する『Zend Safeguard Suite 3.0』を発売した。
『Zend Safeguard Suite 3.0』は、PHPスクリプト不可視化ツール『Zend Encoder』と、ライセンス機能を提供する『Zend Licence Manager』から構成される製品。開発したアプリケーションのソースコードを『Zend Encoder』で不可視化し、『Zend Licence Manager』でライセンスファイルを生成する。これにより、アプリケーションのライセンス違反を防止し、ISVの利益を最大化することが可能になるという。
操作はGUIから行なうことができる。対象となるファイルを選択し、オプションを設定、実行ボタンを押すことで、ソースコードを不可視化し、ライセンス管理機能を含んだアプリケーションを生成することができる。ライセンス形態は、利用期限やネットワークセグメント制限、特定ハードウェア制限などのほか、カスタムコードを加えることで独自のライセンスオプションを加えることも可能だ。
動作環境は以下のとおり。
- 対応OS……Linux(glibc 2.1/2.2)、Windows 98/NT 4.0/2000/XP
- 対応PHPバージョン……PHP 4.0.4以降
- 対応Webサーバ……Apache 1.3.x、IIS 4/5、Zeus(FastCGI使用)、そのほかのCGI対応Webサーバ
価格は120万円。『Zend Encoder』からのアップグレードは80万円で可能だ。出荷開始は10月28日の予定。