このページの本文へ

テンアートニ、レッドハットの組み込みソリューションを展開

2002年03月02日 08時58分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)テンアートニは、レッドハット(株)が提供する組み込みLinux開発キット『Red Hat ELDS 7.2 日本語版』や組み込みLinux開発者向け教育事業、SI事業を展開することを発表した。

『Red Hat ELDS 7.2 日本語版』は、レッドハット(株)の組み込み向け開発ツールGNUProを中心に、組み込み用Linuxシステム、カーネルコンフィギュレーションツール、コンパイラ、デバッガなどをまとめたパッケージ。35万円と他社製品に比べて安価であり、パッケージ管理にRPMを採用しているため、開発したアプリケーションのデプロイメントが容易であるといった特徴を持つ。

(株)テンアートニはレッドハット(株)の認定マスターSIディストリビュータとして、『Red Hat Linux』ベースのソリューション事業を展開している。同社は『Red Hat ELDS 7.2 日本語版』出荷と同時に、コンシューマー市場向けルータやNAS、VoIP機器といった組み込み案件にも『Red Hat Linux』を採用し、機器開発のコンサルテーションなどを行なうとしている。

エンドユーザーへのサービス提供は、(株)テンアートニと提携したSIリセラーが行なう。同社では今後、レッドハット(株)と組み込み分野での提携を強化するとしており、年内に共同で新たなソリューションを展開するとしている。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード