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ゼンド・オープンソースシステムズ、“PHPプロ・スタッフ”制度を開始

2003年03月14日 22時34分更新

文● 編集部

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ゼンド・オープンソースシステムズ(株)(以下、ゼンド)は、PHP開発技術者のスキルを認定し、必要な技術サポートを提供するプログラム“PHPプロ・スタッフ”制度の開始を発表した。

このプログラムは、個人や小規模の企業で活動するPHP開発者をターゲットに、スキルレベルを評価するとともに、システム開発の技術サポートを提供するというもの。システム構築の需要が増加する一方、PHP開発者の多くが個人的にスキルを持っている状態であり、発注する企業がスキルのあるPHP開発者を見つけにくく、また開発者自身も自分の能力を客観的に評価する基準がないため業務を引き受けにくいといった問題を解決することをおもな目的としている。

このプログラムではまず、開発者に対する筆記試験および面接でスキルを評価し、認定を行なう。認定は、プロジェクト管理能力を持つ“ゴールド”と、開発スタッフ向けの“シルバー”がある。この認定に基づき、ゼンドが請け負った開発案件を委託したり、開発者が請け負った業務に必要な技術サポートを提供する。

認定を受けるには、必要条件として、ゼンドが行なっている“PHP開発技術者育成講座”を修了しているレベル以上のスキルが必要となる。面接では、業務を遂行するために必要な経験なども評価するという。

ゼンドのチーフアーキテクトである佐藤栄一氏によれば、「これまでもPHPによるシステム開発ニーズはあったが、企業としてPHPに取り組んでいるところは少なく、なかなか頼みにくかった。我々のところにも、そういったお客様からの委託が非常に多いが、一方で開発者が不足している側面もある。個人や小規模の企業が大きな案件を受けられるような環境を整備するとともに、“PHP開発技術者育成講座”や必要な技術サポートなどを通じて、新しい人材育成にも取り組む」という。

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