前回の「成り立たない会話(海外編)」に引き続き、今回は「国内編」です。
母語の英語を外国人通訳スタッフに忘れさせてしまうくらい、PC業界の商談はハイレベル(?)です。そうでなくても、商売の話は基本緊張感満載、真剣度MAXで繰り広げられるものですが、とにかく何度も言うように、専門用語が多いのです。しかも、メーカーさんはメーカーさんの社内用語を日常会話として使ってくるからややこしい。
けれども、専門用語とは言え、一昔前に比べて、PC用語は一般的になったような気がします。たとえば「USB」。USBが出たころは、「ウルトラスーパー便利の略!それがUSB*!」と言われるくらい端折られた単語ですが、昨今はもうスマホの充電でもなんでも基本USB。一般家庭のコンセント口にも用意され始めたくらいです。CPUだのOSだのLANだのWi-Fiだの、20年前はまだまだ、単語すら知らなった人の多い時代が考えられません。
*本当は「Universal Serial Bus」の略です。
が、ちょっとでも慣れたり新しい単語が出てきたりすると、使いたがるし、業界歴の浅い人間をそれでイジるのがPC業界人、一歩間違うとパワハラです。
ヤマダもPC業界人の一人。知らず知らずのうちに使っている専門用語。そんな中、中途入社の新人営業スタッフを連れて、商談に行くことになりました。独特の業界・独特の商談、新人を和ませようとしたのですが…、結果裏目に出ちゃいましたよね!!!!!!!!!
場 所 が 悪 か っ た、 場 所 が。
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