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ミズアブ循環、アンモニアエネルギー、スマートグラス――各国スタートアップが描く次の産業

ViennaUPの「Connect Day 26」で、AI、エネルギー、農業、モビリティ分野の技術を披露

特集
ViennaUP、オーストリア・ウィーン開催の分散型スタートアップフェス

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重工業向けCO2回収スマートフィルター

 トルコのHelios Science & Technologyは、重工業向けCO2回収技術を紹介。セメント、アルミ、鉄鋼など大量排出産業を対象に、「MOF(金属有機構造体)」を用いたスマートフィルター物質を開発。排気ガスからCO2のみを効率的に分離・回収できる。天然ガスの精製や水処理などにも応用可能で、すでに7カ国で販売実績があるとのこと。

動脈硬化を早期発見するAI超音波診断

 ウィーンのUltraSound Aissistantは、AIを活用した血管向け超音波診断プラットフォームを開発している。動脈硬化症の超音波検査は、オペレーターの技量によって診断精度に差が出やすいことが課題だ。同社のシステムは、既存の超音波機器にHDMI接続するだけで利用可能。頸動脈の病変やプラークをAIがリアルタイムで自動分析し、診断精度の向上や見落とし防止につなげるとしている。

農業廃棄物を添加したプラスチックで環境性と経済性を両立

 トルコのVerdant Waveは、農業副産物を高配合したサステナブル素材を紹介。独自配合技術により、プラスチック原料の20〜40%を農業廃棄物へ置き換えることで、耐久性とコスト競争力を維持し、環境性と経済性を両立できる点を強みとしており、すでにイケアやルノー、ホンダなどと実証を進めている。

Teams上のeラーニングなら続けられる?

 トルコのervyは、Microsoft Teamsネイティブのマイクロラーニングプラットフォームを紹介した。企業内の内部文書やマニュアルをアップロードするだけで、短時間学習向けに切り分けたeラーニング教材を自動生成する。従来型eラーニングは受講完了率が低く、学習内容が定着しにくい課題があったが、日常業務で使うTeams上で受講できることで、導入企業では100%の受講完了率を記録しているという。

GDPR対応を一元管理する欧州発プラットフォーム

 欧州連合(EU)発の規制技術企業であるLegitは、GDPR(欧州一般データ保護規則)など欧州の個人情報保護規制へ対応するデータ管理プラットフォーム「Data Privacy Manager」を紹介。データ開示管理、クッキー同意、匿名化、削除対応など、法規制対応に必要な業務を一元管理できる機能を搭載。欧米や中東の金融機関、通信事業者などに導入が進んでいる。

スマートグラスで熟練工の“暗黙知”を残す

 トルコのAnother set of eyesは、スマートグラスなどを活用した現場向け行動分析プラットフォームを紹介した。装着したデバイスから作業中の視線や行動データを取得し、熟練工の暗黙知や技術ノウハウを企業の知的資産として蓄積。トレーニング内容の改善や技能継承にも活用できるという。 

節水や清掃不要でポイントがたまるホテルアプリ

 フランスのLuni waveは、ホテル向けサスティナブル管理サービス「GreenMites」を紹介。IoT機器と連動し、宿泊客が「節水」や「清掃不要」を選択するとポイントが付与される仕組みを提供。ポイントはカクテルや朝食、寄付などへ交換でき、ゲーム感覚で行動変容を促す点がユニーク。ホテル側は資源消費を約30%削減できるとし、ヒルトンやアコーなど大手ホテルチェーンで導入が進んでいる。

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