ローカル環境だけでRAGベースのAIアプリが作れる
Difyはオンラインの月59ドルからの有料サービス(無料のトライアル版あり)として展開されていますが、面白いのがオープンソースとしても提供されていて、環境がGitHubに公開されていることです。動作させるにはアプリケーションの実行環境であるDockerをインストールしてることが前提ですが、動作させるための手順はそれほど複雑ではありません。Web用のものと同じ環境をローカルPC上に構築することができます。
また、ローカルで動いているので、ローカルサーバーも参照できる。そしてローカル環境だけで、実際にアプリが作れてしまうわけです。
実際にDifyのローカル環境を構築して、チャットボットを作成してみました。執筆時点で最新のv0.6.8では、最新の「GPT-4o」にも対応しています。OpenAIのAPI Keyをセットしておくと、選択肢として選ぶことができます。システムプロンプトにあたる手順には、作成済みの「明日来子さん」の設定を入れ込みます(筆者作成のキャラクター。前回参照)。その状態で、右側の「デバッグとプレビュー」にチャットを入力すると、すぐ動作が始まります。そして気に入った場合には、「公開する」を押すだけで、URLが生成され、チャットボットのLLMアプリとして動作するようになります。
ただ、APIを利用する場合には、当然テスト中もトークンの使用料がかかります。ここで使えるのが、前回の「Command R+」の記事で紹介したアプリ「LM Studio」の「サーバーモード」です。サーバーモードを実行した状態で、Difyに接続してやると、ローカルサーバーを通じて、LLMを動かすことができてしまいます。LM Studioには今のところ外部データを読み込む機能がありませんが、Dify側に送って処理させるようにすれば、より複雑な機能を組み合わせることができます。例えば、ナレッジを組み合わせておくことで、LM Studio単体では実現できないRAG機能を持たせることができます。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第150回
AI
無料でここまで? 動画生成AI「LTX-2.3」はWan2.2の牙城を崩すか -
第149回
AI
AIと8回話しただけで“性格が変わる” 研究が警告する「おべっかAI」の影響 -
第148回
AI
AIが15万字の小説を1週間で執筆──「Claude Opus 4.6」が示した創作の未来 -
第147回
AI
ゲーム開発開始から3年、AIは“必須”になった──Steam新作「Exelio」の舞台裏 -
第146回
AI
ローカル音楽生成AIの新定番? ACE-Step 1.5はSuno連携で化ける -
第145回
AI
ComfyUI、画像生成AI「Anima」共同開発 アニメ系モデルで“SDXL超え”狙う -
第144回
AI
わずか4秒の音声からクローン完成 音声生成AIの実力が想像以上だった -
第143回
AI
AIエージェントが書いた“異世界転生”、人間が書いた小説と見分けるのが難しいレベルに -
第142回
AI
数枚の画像とAI動画で“VTuber”ができる!? 「MotionPNG Tuber」という新発想 -
第141回
AI
AIエージェントにお金を払えば、誰でもゲームを作れてしまうという衝撃の事実 開発者の仕事はどうなる? -
第140回
AI
3Dモデル生成AIのレベルが上がった 画像→3Dキャラ→動画化が現実的に - この連載の一覧へ








