店舗マネジメントツール「はたLuck」、働きすぎ防止を図るスタッフの属性別労務アラート機能開始
小売、飲食、サービス業の生産性向上を支援する株式会社HataLuck and Person(ハタラック・アンド・パーソン)は2022年10月25日、運営する店舗マネジメントツール「はたLuck」のシフト機能に、スタッフの属性に従って内容を設定できる労務アラート機能「カスタムアラート」を開始。シフト作成段階からシフトワーカーの「働きすぎ防止」を図り、外国籍スタッフ、社会保険未加入のスタッフなど属性によって対応する。
「はたLuck」は小売、飲食、サービス業に特化し、「本部、店舗、シフトワーカー」を一気通貫でつなぐ店舗マネジメントツール。別々のツールで管理されていたコミュニケーション、教育、シフト作成、評価についての機能をオールインワンでスマホアプリに搭載。アプリを使用して店舗の業務効率を向上させ、取得データから店舗の状況を把握、分析することができる。
新機能の「カスタムアラート」は、多様な人材が集まる店舗サービス業において、シフトワーカー個人との契約内容によって管理画面から複数のアラートを設定することで労働基準法を遵守したシフト作成の負担を軽減する。
例として、外国籍スタッフ向けでは滞在資格が「学生」などの場合、労働は原則として「1週間に28時間以内」と定められている。また、「1週間」とは、算出を開始する基準日を設けておらず、明確な基準がなく1週間28時間以内とする必要がある。外国籍スタッフ向け「カスタムアラート」を設定しておくことで、詳細なアラートが表示される仕組みだ。
社会保険未加入のスタッフ向けでは、2022年10月1日より、一定の条件を満たすアルバイトスタッフも社会保険加入が義務となる中、対象者にのみ労働時間が「週20時間以内」、月額賃金が「8万8000円以下」などのアラート表示で、スタッフ管理の軽減を図る。