ブロックチェーン活用の次世代採用サービス「Desume」ベータ版リリース
「Web3×HR」をテーマとしたスタートアップである株式会社プロタゴニストは2022年10月14日、オンチェーンデータ(ブロックチェーン上に記録される取引などのこと)を活用した次世代採用サービス「Desume」のベータ版をリリースした。
「Desume」はオンチェーンデータを活用したポートフォリオサービスだ。ウォレットアドレス(暗号資産を扱うアドレス)を連携することで、自動的に保有NFTやPOAP(Proof of Attendance Protocol)、その他のトランザクションや保有する仮想通貨などの情報を取得し、既存の履歴書ではわからないWeb3の経歴や実績をポートフォリオ化する。
プロタゴニストによると、Web3のトレンドと並行してWeb3人材のニーズが増す一方で、Web3の採用においては、Web2で重視されていた「職歴、学歴、資格」だけでなく、「保有NFT、GameFi履歴、DAOでの貢献度」といった既存の履歴書などではわからないスキルが求められているという。そうした中で同社では、イーサリアムブロックチェーンで行われた取引履歴を閲覧できる「Etherscan」などの情報を、採用に寄せて分かりやすくしたいとの考えから、「Desume」を構想したという。
現在は、Ethereum main networkのみだが、今後は主要なチェーンでの対応ができるようにしていくとのこと。また、表示できる情報に関しても、他社提供の実績NFT規格や自社開発の実績証明NFT、海外のVerifiable Credentialsなど順次拡充していく予定だという。