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【2021年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2021年12月30日 15時00分更新

文● ドリル北村

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7月
X570Sマザーボードが登場、X570の改良版

 主要なマザーボードメーカーが突如として「X570S」を冠したマザーを出してきた。X570Sというチップセットは存在せず、既存のX570と同じものだが、X570マザーで標準装備だったチップセット冷却ファンを排し、X570Sではヒートシンクだけで冷却するようになった。

 製品にもよるが、他にも性能が向上している箇所がいくつかある。一例を挙げると、無線LANがWi-Fi 6からWi-Fi 6Eにグレードアップ、M.2ヒートシンクが大型化、DDR4メモリーの最大クロックが4000MHz(OC)から5400MHz(OC)に向上などだ。

X570Sシリーズのマザーボードが登場。ただし、X570Sというチップセットは存在せず、X570マザーの改良版となる

8月
Ryzen 5000GシリーズとRadeon RX 6600 XTが販売開始

 AMDのZen 3アーキテクチャーを採用したAPU「Ryzen 5000G」シリーズの販売が6日19時よりスタートした。発売されたのは8コア/16スレッドの「Ryzen 7 5700G」(5万1800円)と6コア/12スレッドの「Ryzen 5 5600G」(3万6800円)で、販売初日となった秋葉原では特に行列などは確認できず静かなスタートとなった。

Zen 3アーキテクチャーを採用したAMDのAPU「Ryzen 5000G」シリーズが販売開始

 AMD Radeon RX 6600 XT搭載ビデオカードが12日11時に販売解禁となった。発売されたのは8メーカー15製品。一部の店舗では11時の段階で10人ほどが並んでいた。人気が集中したのはSapphireとPower Colorの製品。次いで他社より安価な玄人志向が売れていた。

12日11時に販売解禁となったRadeon RX 6600 XT。価格は5万4780円~6万7799円

9月
98型の超大画面4K液晶の展示が話題に

 業界最大クラスとなる98型の超大画面4K IPS液晶ディスプレーがソフマップAKIBA パソコン・デジタル館で展示されていた。バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のデモが映されていたが、さすがに98型となると大迫力だ。この超大型液晶のデモが秋葉原で話題となった。

 記事やSNSでその存在を知り、98型でのプレイデモを見てみたいという多く人が同店を訪れた。なかには、たまたまデモを見かけてその圧巻の画面サイズに目を奪われるも、129万8000円(10%ポイント還元付き)という価格を知り、「桁が違った……」とガックリうなだれて帰る人もいた。

展示機はJAPANNEXTの「X98」。リフレッシュレート60Hzなのでゲーム向けというよりは動画再生などにぴったりかもしれない

 東映無線が運営する「東映ランド」が10月31日に閉店した。東映ランドは、小さな店内にSSDやフラッシュメモリー、モバイル系アクセサリーなど中心とした品揃えが充実しているショップ。特にフラッシュメモリーとUSBメモリーの取り扱いが豊富で有名だった。

ジャンク通りにある東映ランドが10月31日に閉店した

 なお、5月には「テクノハウス東映」が「東映無線ラジオデパート店」と統合したため、東映無線の実店舗はラジオデパート店の1店舗のみとなってしまった。

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