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「やっちゃえNISSAN」がやっちゃった! はたらく車展示会に登場したクルマたち

文●藤山哲人 編集●ASCII

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これは乗れない! 青パトランプの防犯パトカー!

 赤色灯のパトカーに乗る機会は何度かあるだろう。「なぜか?」については言及しないが、筆者も3回ほど乗せていただいた。しかし、青いパトランプの防犯パトカーに乗れるチャンスは滅多にない!

リーフの防犯パトカー! リーフなのでもちろん100%電気自動車だ!

 しかもこの防犯パトカーは、電気自動車リーフの特徴を活かして、災害時の電源供給にも活躍する車両として東京都練馬区に7台納車された、まさに特殊車両なのだ。

非常時にはリーフのバッテリーから電源を引き出すトランク(Power Mover)を使い、コンセントの電源を供給できる

 ちょっと意外だったのはパトランプ。たぶんほかから転用したと思われるが、LED式じゃなくてハロゲン球だった!

運転席は普通のリーフ。センターコンソールにあるBLを引くと、パトライトが点灯。ナビ席足元には、拡声器用の機材がある

パトライト社製のパトライトは、LEDじゃなくて古めかしいハロゲンとモーターで回転する反射板式

 なんでもパトライトを点灯するには許可が必要ということで、追浜の日産私有地でも点灯できず! 残念!

乗車定員は5名です!
NV350キャラバン車中泊仕様

 こちらははたらく車とはちょっと毛色が違う、車の中でも「はたらける車」だ。ベースはNV350。

普通は大型荷物運搬用のワンボックスとして使われる

 この車の特徴は、後部荷台の床に板を貼り、そこに机とベンチシートを配している。さらにベンチシート間を板で塞ぐと、セミダブルサイズのベッドにもなる。そう! 今流行りの車中泊に特化した車なのだ。

ベンチシートには4人が対面で座れそうなほど広い。さすかNV350のでっかいボディー

 着脱式のテーブルもあってノートPCも余裕で置けるサイズ。車内コンセントは備えていないので、DC/ACコンバーターかポータブルバッテリーを使えば、究極のテレワークが可能だ。対面で8人ほど座れるので、ちょっとした移動式会議室にもなる。

ベンチシートを跳ね上げると荷物スペースに。2.4mの建材でも余裕で運べる

 そしてこの車! ディーラーに行けば、君もボクも即買えるというお手軽特殊車! しかも、普通免許で運転できちゃうのだ。その秘密は1~2列席に5人、後部ベンチシートに8人、合計乗車定員13名が座れるかと思いきや、ベンチシートは荷物室扱い! だから乗車定員5名なので、マイクロバスの免許がなくても運転OKなのである!

ベッドを展開している場合は2列席を倒して荷物を置くこともできる

 まぁNV350の後輪は板バネなので、硬いベンチシートで移動するとなると、オケツが床ずれして火を噴くので、もともと後部は座るところじゃないのだ。

完全隔離! これは売れない方がいい
NV200患者輸送車

 日産には悪いが、これはあまり売れてほしくない車両。NV200バネットをベースにした軽症感染患者用の送迎車。つまりコロナ対策車というワケ。

ボディーにTAXIの文字はあるものの、コレはタクシーではなく患者さんの送迎車

 この車の最大の特徴は、運転席と客室が完全に隔離されている点だ。タクシーやバスのようにビニールシートで遮断するのではなく、鉄板とガラス(ポリカーボネイト)で仕切られている。そのため客室と運転席間は、専用のインターフォンで通話する。一般家庭で見かけるインターフォンが手作り感満載というのも魅力だ。

客室と運転席のインターフォン。ピンポーン! って鳴る

 特殊な空圧装置は備えていないが、エアコンを外気にして常時ONにしておくと、客室最後部にある排気ファンが常に駆動するため、客室は自然に低圧となり、運転席に空気が逆流しないようになっている。さらにオプションで屋根にベンチレーターもつけられ、ココからファンで強制排気してより客室側を低圧することも可能という。

 来年はオリンピックが控えているので、試作車は作ったけどやっぱり1台も売れなくてよかったね! としたい車だ。

どっちがミニカーかわからないトミカ仕様のGT-R

 ミニカーのトミカ50周年を記念して、ミニカーの実車を作ろう! というプロジェクトがこのNISSAN GT-R! デザインは日産で行なわれ、それを忠実にミニカーに再現し販売された。

どちらがミニカーか分からない! うそです。ごめんなさい!

こっちは実車。見りゃわかるか……

こっちがミニカー。スゲー再現性! デカールの細かいことったらありゃしない!

 ベースはR35 GT-Rでパワートレイン周りはノーマルだけど、3.8リッターツインターボの滑らかな加速。570PS/6800rpmなのでノーマルって言っても化け物だ(笑)。

どんな角度で撮ってもカッコイイ、日産の代表選手! 筆者はフェアレディZよりGT-R派

「24VALVE DOHC V6 TWIN TURBO」もうね、おっさんが泣いて喜ぶ80年代の常套句! 筆者は16VALVE DOHC SUPER CHARGERだった(AW11ね)

 内装は革張りでラグジュアリーな仕上がりだけど、走りは強烈な加速でシートに押し込まれる感じだ。エンジン音は気持ちいい程度にまで抑えられて低音の響きがカッコイイ! なによりターボ車なのにターボ音がぜんぜんしないのが不思議な感覚。乗っても楽しいし、見てても楽しい! ソレがコイツ。

 やっぱりカッコよく見せてる大きな原因は、20インチの大口径のタイヤ。フロントは255の扁平率40、リアは285/35(どんだけ!)というほぼホイールで走る車っす。レーシングタイヤに近いのか、走った後に触ってみたら、かなりネチョネチョの軟いタイヤだった。

ミニカーでもテールの4本出しマフラーがシッカリ再現されている

この目! この目さー!

 どうにかして実車をミニカーっぽく撮りたくなってがんばったのがコレ!

ルーフが見えるように撮ればミニカーにならねーか!?

どう?

なんにせよ、GT-Rはカッコイイ! ってことで

第3回のはたらく車にも期待っ!

 今回はコロナ禍とあって、限られた取材時間でテストコースを走行したり、撮影やインタビューをするということで、台数が限られてしまった。

 日産はアトラスという2.4トントラックを持っているので、次回はコイツの特殊車両をぜひ見たいところだ。ただシャシーは日産でも、艤装は別メーカーなのでなかなか難しいかもしれないが。とはいえ、「やっちゃえNISSAN」スピリットがビシビシと感じられた展示会だった。しかもこの記事書いてたら、筆者の最初の車がリベルタビラだったのを思い出した! さらにオヤジはブルーバード、初代レパードに乗ってたのを思い出したぞ。日産好きな家系だったらしい……。

 第3回も開催されるなら、もちろん参加するつもりだ。

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