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最新パーツ性能チェック 第316回

ROG Swift PG259QNRとROG Chakram Coreで検証

NVIDIA Reflexでゲームの遅延を削減!360Hz液晶でわかったFortniteやVALORANTでの効果

2020年10月20日 22時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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NVIDIA Reflexの効果を測定する

 では本命のNVIDIA Reflexの効果測定に入ろう。今回の検証環境は以下の通りとなる。新GPUの検証でも筆者はRyzen 9 3950Xを使っていたが、今回はレイテンシーが極めて重要なので、ダイまたぎでレイテンシーが増える心配のない、Ryzen 7 3800XTを使用した。NVIDIA Reflexの効果はGPUバウンドになる状況で発揮されやすいので、ややパワー控えめのGeForce GTX 1650 SUPERをチョイス。ドライバーは検証時点の最新版(456.71)を使用している。

検証環境
CPU AMD「Ryzen 7 3800XT」(8C/16T、3.9~4.7GHz)
CPUクーラー Corsair「iCUE H115i RGB PRO XT」(簡易水冷、280mmラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」(AMD X570、BIOS F30)
メモリー G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-32GTZRX」(DDR4-3200、16GB×2)×2
グラフィックス MSI「GeForce GTX 1650 SUPER VENTUS XS OC」(GeForce GTX 1650 SUPER)
ストレージ Corsair「Force Series MP600 CSSD-F1000GBMP600」(NVMe M.2 SSD、1TB)
電源ユニット Super Flower「LEADEX Platinum 2000W」(80PLUS PLATINUM、2000W)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(May 2020 Update)

 さて、肝心のシステムレイテンシー計測だが、10回程度の計測ではサンプル数が足りず、確信を持てるデータが得られない。そのため、今回も以前手動でレイテンシー計測を行なった時のように各条件100回の計測から、統計的アプローチで攻めることにした。ただし、RLAにはログを出力する機能を持たないため、NVIDIAからお借りしたレイテンシー計測デバイス「LDAT」(Lantency & Display Analysis Toolの略)を使用することにした。

 LDATもマウスボタン押下の瞬間から、監視領域(光センサー)の輝度変化の瞬間までの時間をシステムレイテンシーとして計測するので、コンセプトは同一と言える。両者を比較してみたところ、RLAのほうがやや大きな値を示す傾向が見られたものの、LDATとRLAはほぼ同じような結果を返すことを確認した上で実施している。

NVIDIAからこのためにお借りしたレイテンシー計測ツール「LDAT」。光センサーを備えており、マウスに接続することでクリックも自動で行なえる

LDATはゲームを動かすPCとは別のPCからコントロールする。LDATに接続したマウスのボタン押下時の信号と光センサーの輝度変化からレイテンシーを計測する

LDATを使った計測風景。センサーの場所にマズルフラッシュが出るようにLDATをセットする。暗めの色の物体に向かって撃つことでフレームレートを安定させ、さらに光センサーも判定しやすくしている

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