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あれも欲しい! これも欲しい! 美環の理想のクルマ探し 第4回

コスプレバイク女子・美環、日産「リーフ」の自動駐車機能に衝撃

2020年05月09日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●美環(@puritendon) 車両協力●日産

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この静寂こそが電気自動車!

 高速道路走行中の車内はかすかなモーター音がする程度。さらに航続距離を伸ばすために空力を改善したためか、風切り音がほとんどしません。弱くかけたエアコンの送風音まで聞こえるほどの静けさには驚くばかりです。218馬力のモーター出力によって、合流時はもちろんのこと、100km/hからの追い越し加速も力強く、まったくもって不満ナシ。音もなくスーっと加速する感覚は、エンジン車に慣れた身には異質。横風の強い日でしたが、空力と車体下部に敷き詰められたバッテリーによる低重心化により、車体はすこぶる安定。電気自動車は高速道路に向かないと思い込んでいた筆者は、あまりの巡行性能の高さに感心しきりでした。

ステアリングコラムに取り付けられたプロパイロットボタン

プロパイロット利用中の様子

プロパイロット動作中にハンドルから手を離すと警告が表示される

 この高速巡行の快適さに輪をかけるのが、今回のマイナーチェンジでより進化した運転支援技術プロパイロット。スカイラインのハイブリッドモデルに搭載するハンズオフ可能なプロパイロット2.0へのバージョンアップは叶いませんでしたが、下り坂での設定速度保持の向上や、よりスムーズな減速を可能とするブレーキ操作が可能になったとか。さらにワイパー使用時におけるプロパイロット作動範囲も“間欠のみ”から“ロー”および“ハイ”へと拡大。今までプロパイロットは雨が降ると車線維持機能が利用できず「雨天こそプロパイロットがあれば……」と思っていた筆者としてはうれしい限り。

 短い区間でしたが、美環さんにも試してもらったところ「操作が簡単で、すぐ運転支援が始まるって凄いっす!」「ハンドルが勝手に動く! こわっ!」と言いながらもスグに順応。運転支援は今や各社当たり前になりつつある装備ですが、その中でもプロパイロットは使いやすさと安定度で一歩抜きんでているように感じます。

奥多摩の街を走る美環さんとリーフe+。免許取り立てなので、初心者マークをしっかり貼っています!

 奥多摩周遊道路と奥多摩湖や檜原村の周辺を走る美環さん。「このクルマ、本当に静かです。以前乗ったハイブリッド車も静かでしたが段違いですね。モーターの音は聞こえますが、エンジン車とは段違いの静かさ。振動も少ないですね。なんか奥多摩にピッタリというか、自然の中を静かに走りたいです。それに排気ガスが出ないから環境に優しいでしょうし、自然が多い場所にピッタリ」と饒舌に語る美環さん。「静かなクルマだと、車内で色々とおしゃべりしたくなっちゃうのかな。人の声も聴きやすいですし、会話がはずみますね」。

 確かに、以前試乗した他社ハイブリッド車でも、助手席に座った彼女はルンルン気分で独り漫談を開催していました。どうやら女性は静かなクルマを好む傾向がありそうで、その意味でもリーフは、ドライブデートに適していそうですね。

リーフの室内は広々。後席の広さと快適さは、数多くあるCセグメント・ハッチバックでも5本の指に入るほど

リーフの後席にはスマホ等の充電に便利なUSBレセプタクルとシートヒーターを用意。「USB端子があるんですね! めっちゃうれしい!」と美環さん

革製シートは座り心地が良好。高級輸入車よりも室内環境を提供する。これより上のAUTECHグレードになると、いったいどれくらい素晴らしくなるのだろうか、と期待してしまう

 さらに美環さんのテンションをあげるのがリーフの室内空間。「すっごく乗り心地が柔らかいですね。私、オートバイのサスペンションも柔らかく改造しているんですよ。硬い柔らかいなら、柔らかい方が好みかな。今まで乗ってきた色々なクルマの中でも、リーフはもっとも柔らかくてイイですね」と相当なお気に入りっぷり。さらに「このシートがふわふわタイムで。家のソファーよりこっちの方が座り心地がイイから取り替えたいくらいです」と大満足。とどめとばかりに「広い車内っていいですね! ゆったりしていていいです」と、広くで静かで快適とリーフに文句がない様子。

運転席に身をゆだねる美環さん

リーフの車内

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