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若年層向けの新SNSや副業制度構築サービスなど これからの時代をけん引するビジネス

「Open Network Lab 20th Batch Online Demo Day」レポート

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 デジタルガレージは4月21日、アクセラレータープログラム「Open Network Lab」の第20期の成果報告イベント「Open Network Lab 20th Batch Online Demo Day」を開催した。

 2010年から開始したOpen Network Labは、今年で10年目を迎え、これまで支援してきたスタートアップは117社にのぼる。今期20期は120社の応募があり、20~30代からの応募が多く、HR関連、インバウンド、ヘルスケア、ファッション領域に増加傾向がみられたとのこと。Demo Dayでは、採択された7社のうち、6社のピッチが実施された。

 なお、今回のDemo Dayは、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、4月7日に政府が発令した「緊急事態宣言」を考慮し、会場を設けないビデオ配信の形式での実施となった。本稿では、登壇した6社のプレゼンの模様をお届けする。

ウェブ広告と同じ感覚で屋外広告を運用できる

広告を掲載する期間・予算、配信地域、ターゲット世代・性別を入力すると、最適なキャンペーンを瞬時に計画するという

 「PalledAd」は、屋外広告の自社運用を可能にするというプラットフォーム。

 屋外広告は、エレベータサイネージやタクシー内広告などと対照的に、一般事業者にまだ有効に活用されているとはいえない。その理由は、オンライン広告と違い効果測定やデータの可視化への取り組みがなされていなかったことや、投資額に見合った成果が得られるかどうかのシミュレーションが難しいこと。また、広告を配信する窓口がバラバラであるため、直接広告枠を買うのが難しいことなどが挙げられる。

 PalledAdは、独自の「媒体評価システム」でウェブ広告と同じように広告を配信できるようにするプラットフォーム。媒体評価システムは、「人流データ解析による通行量分析」と「アイトラッキングによる視認率モデル」を掛け合わせたもので、広告配信者は、ウェブ広告と同じ感覚で、予算とターゲットを指定して最適な屋外広告キャンペーンを計画し、代理店を介さないで広告を展開できるとしている。

 現在、国内の広告代理店3社と商談中で、媒体オーナー10社から問い合わせが来ているとのこと。

「ストクる」という新しい検索方法のためのSNS

店舗情報や位置情報が1画面に表示されるため再検索の必要がなく、ハッシュタグ汚染の影響も受けにくい

 SignPlaceは、街にあるお気に入りスポットを蓄積・共有できるSNS。

 最近の若年層は、Instagramにおける「#ハッシュタグ検索」で店や施設を探すことが多いという。しかし、その利用が進むにつれて無関係なハッシュタグが増え、本来望んだ検索結果にたどり着けない「ハッシュタグ汚染」と呼ばれる現象が起きて、ユーザーは不便を感じているという。

 そのため、自分だけのデータベースを作り、そこから必要に応じて情報を取り出す「ストクる」という検索方法が浸透しているという。ストクるは、自分個人だけにとどめおきたいものと、友だちと共有したいものに別れ、これにより10代を中心にInstagramとGoogleマップによる飲食店検索率が伸びているのだそうだ。

 しかし、それらのサービスはそもそもストクるためのサービスではなく、Instagramは営業時間や店舗情報を改めて別のツールで調べ直す必要がある、LINEは過去にストックした情報を探し出すのが大変、Google MapsはSNSではないため友人やインフルエンサーのオススメから欲しい情報を集めることができない、といった課題があるとのこと。

 SignPlaceは、友達と一緒に楽しめるストクるサービスとして開発。マップ上にフォローしたユーザーの投稿や自分のお気に入りの投稿が表示されるため、位置情報や店舗情報を再検索する必要がなく、ハッシュタグ汚染の影響も受けにくいという特長を持つ。また、お気に入りの場所のデータベースを作成して友達とシェアすることもできる。インフルエンサーも多数利用しており、現在総コンテンツ数は1万5000件を突破したとのこと。

宿泊施設のチェックイン業務を3分の1に削減

すでに事前チェックインからチェックアウトまでの一気通貫したオペレーション基盤を提供しているという

 aiPassは、旅行者のスマホを活用した宿泊施設向けスマートオペレーションサービス。

 宿泊施設には多くのベンダーやシステムが混在しており、アナログなオペレーションも多い。特にチェックインは、未だに紙を用いることが多く、自動チェックイン機は1台500万円と高価で導入も進まないうえ、使い勝手もよいとはいえないとのこと。

 aiPassは、最大のアナログ業務であるチェックインの課題を解決するために開発したという。旅行者はスマホを使って事前チェックインからチェックアウトまでが可能で、宿泊施設側も新たな設備は不要とのこと。2月に公開したプレビュー版では、従来18ステップあったチェックインやチェックアウトのプロセスを、6ステップにまで減らすことに成功したという。また、すべてのオペレーションを一元管理することで業務効率化を図れるほか、これまで紙や内線で提供していた館内案内、観光案内、評価などのサービスをスマホ上で提供できる。

 現在はホテル運営会社4社とPoCを進めており、ホテルごとに求められる追加機能(決済、スマートキー、館内リクエストなど)を、aiPassに追加できるプラグインとして共同開発している。

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