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2020年04月01日 12時00分更新
iPad初のダブルレンズカメラを上手に使いこなす
iPadに初めて搭載された広角・超広角レンズとLiDARスキャナを組み合わせたダブルレンズカメラも、ARコンテンツを楽しむことの他にも様々な使い道が見つけられそうだ。
筆者は超広角レンズを搭載するiPhone 11 Proを持つようになってから、取材に出かけた時にインタビューの様子やイベント会場の全景を写真に収めたり、超広角カメラを頻繁に利用している。デジタル一眼レフカメラ用の超広角レンズも持っているのだが、レンズ交換の手間が掛かる割には撮れた写真のクセが強すぎて、仕事では使いづらいことも多かった。スマホでサクッと超広角レンズによる写真が撮れるようになってから表現の引き出しが増えたように感じている。
iPhoneに比べると、iPad Proのカメラは使う機会がとても少なかった。筆者は時々iPad Proに風景の写真を読み込んでトレーシングによる模写を楽しんでいる。iPad Proのカメラで撮影した超広角アングルの写真を「CLIP STUDIO PAINT」アプリで読み込んで模写してみると、目で見るのとはひと味違う雰囲気の画が描けて楽しかった。
新しいiPad Proのカメラのスペックを細かく見てみると、メインカメラ側のTure Toneフラッシュが「より明るくなった」と書かれている。撮り比べてみると人物の肌に自然な赤みが乗って、ギラつきを抑えた自然なポートレート写真が残せるようになっていた。小さな置物飾りなどを被写体にしてみても、それぞれの色味を自然に反映した穏やかな写真が撮れる。カメラの使い勝手は着実なステップアップを遂げているようだ。
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