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アスキー編集部、在宅ワークはじめました 第29回

これからは自分のための自粛を考えたい

withコロナっていうかwith3歳児の日々ですね

2020年06月23日 17時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII

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 アスキー家事育児担当の盛田諒ですこんにちは。緊急事態宣言が解除されてマスクつきの新しい日常が始まりましたね。誰が言い出したかwithコロナなどと言われていますが共働き親の生活実感ではwith3歳児の日々でした。

 自治体の登園自粛要請が出て、要するにできれば保育園を使わないでほしいと言われてからは仕事しながら3歳児と暮らすことについて考える毎日に。当初は「クルマを事務所にしたらいいんじゃないか」、「ホットクックで手抜き料理がうまいぞ」と面白がっていましたが、余裕でいられたのはせいぜい数日です。

 妻と交代に1日おきに仕事ができるのはいいものの、3歳児と遊ぶことはめちゃくちゃなエネルギーを食うものだと気づかされるまではそう時間がかかりませんでした。海と山のある町に暮らしているので外遊びの場所に困らないってのはまあいいんですが、翌日に仕事をするエネルギーが全然足りませんですね。毎日が月曜日くらいの疲れです。色々な自粛にまつわるストレスや、見えないウイルスへの緊張から気疲れもして、心身ともにヘナヘナに。いつも保育士さんには本当に助けてもらっていますと保育園方面に足を向けて寝られなくなりました。

 おかげでZoomの打ち合わせ中に子どもの声が聴こえると思わずフフッと笑ってしまうと同時に、本当におつかれさまですと同情を禁じえなくなりました。

 一方でこの同情ってのは「今日を乗り切ろう」という気持ちにもつながりました。新型コロナで厄介なのは人によって大変さが全然違い、かつそのことに気づきにくく、心的な距離が開きがちなことだと思うんですが(職業や地域や家庭の事情など本当に様々です)、ツイッターの子持ちクラスタを眺めていると、程度の差こそあれしんどいのは自分だけじゃないんだと励みになりました。子どもってのは良くも悪くもばらばらな人同士をくっつけるノリのようなもんだなとも感じます。

 そして実際しんどいとはいえ、with3歳児の日々はそんなに悪いことばかりでもなく、子どもの笑顔をたくさん見られたことはむしろ感謝したいほどでした。海で遊んでるときなんかはもちろん、ただ道端に生えているミントの匂いをかいで「スーッてした!」と言いあっているだけでも多幸感があって驚きます。

 家にいるときは子どもと一緒にアニメや教育番組を見ることも増えました。アマゾンオリジナルの「スティンキーとダーティー」に一家でハマり、「おかあさんといっしょ」では登場キャラがバンドを組んだ「しずく星バンド」に感動しました。ゴス衣装でフライングVを振り回すチョロミー、ショルキーさげてかわいく歌うムームー、デス声あげてドラムバカスカ叩くガラピコ最高ですね。

 おかげで緊急事態宣言後半には「子どもが仕事の邪魔をしているっていうか仕事が子どもの邪魔をしてるんじゃねーか」くらいの気持ちになり、前々から言われてたワークライフバランスってのはこういうことかと肌身に感じて理解することにもなりました。何をもって自分は幸せだと考えるかって話です。幸せはすぐそばにあるものだって言葉若干うさんくせーなと思ってましたがあれ本当ですね。

 これからの暮らしはafterコロナと呼ばれることになるんでしょうか。子どもはbeforeもafterもなくいつまでも子どもなわけですが、with3歳児の日々は家庭と仕事の両立というか、幸せについて考えるためのいい機会を与えてくれました。これまでは状況の要請を受けてやむなく仕事や行動を自粛するという選択肢をとってきたわけですが、これからは自分のために「自粛」を考えることになりそうです。本当にすべきことは何であり、何をすべきではないのか。まずはwith3歳児の日々から見すぎているツイッターをやめるところからかな……。

 

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