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「NTTデータ 豊洲の港から」イベントレポート 第20回

NTTデータ「第10回豊洲の港から presents グローバルオープンイノベーションコンテスト」表彰式

救命医薬品を高速配送するドローンなどが受賞 NTTデータのイノベーションコンテスト

2020年03月31日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII STARTUP 撮影●曽根田元

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領域4:テレコム&IoT

 領域4のテレコム&IoTとして受賞したのはロンドンのIotic。Ioticは、あらゆるモノのデジタルデータツインをリアルタイムに共有するエコシステムの実現を支援する企業だ。

 アセットのペアを仮想世界に作り、そのデジタルツインを複製して融合させることで、デジタルエコシステムを作っている。会社の境界線を取り払い、どんなエンドポイントとも相互作用ができるようにして、意味のある事象を分析できるようにする。

 ロールス・ロイスの事例では、Ioticはパズルの一部分となり、既存のパートナーやレガシーな技術とつないでいる。bamの事例では、空間のデジタルツインを活用しているという。

領域4の領域賞を受賞したのはIotic

空間のデジタルツインを作成したbamの事例

領域5:リアル店舗のデジタル化とデジタルマーケティング

 領域5のリアル店舗のデジタル化とデジタルマーケティングとして受賞したのはテルアビブのAnagog。Anagogは、スマホのセンサーで得られたデータを解釈する人工知能エンジンを提供することで、プラバシーに配慮しつつ、「スマートフォン利用者の行動プロファイル」の構築を実現した。

 スマホのさまざまなセンサーから情報を集め、ユーザーの詳細なプロファイルを収集。そのデータを利用すると、予測も可能になるという。そして、世界で唯一、クラウドに接続せず、ハンドセットだけで処理できるのが特徴。バッテリーの消費量も少なく、ユーザーのオフラインの活動もわかるようになる。

 サービスを利用するためには活動の記録をサーバーに送信する必要があるが、活動の記録はスマホ内に記録されているため、クラウドサービスと異なり、自分が誰であるかを伝える必要がない。パーソナルマーケティングを実現しているのに、プライバシーはしっかり保護されるのが特徴だ。

領域5の領域賞を受賞したのはテルアビブのAnagog

日々の行動がすべて記録され、匿名の状態でサービスに活用できる

領域8:Disruptiveな社会変革および業際ビジネス

 領域8のDisruptiveな社会変革および業際ビジネスではIGOODI(ミラノ)が受賞した。IGOODIはファッション業界、健康維持のためのスポーツ業界、医療保険業界、ゲーム・エンターテイメント業界、ソーシャルネットワークといった市場で使われるアバターを設計・構築できる機器を提供している。

 IGOODIは独自のプラットフォームを持っており、次世代のアバターを作成できる。ボディスキャナーを搭載したゲートを通るとスキャンされ、自身のデジタルツインが作成される。

 たとえば、パーソナルトレーナーが顧客の身体がどう変わっていくのかを、実際のデジタルアバターを見せながら、計画を作っていくことができる。医療では、アバターとほかの医療データと合わせて診断したり、治療経過を見せたりすることが可能になる。ファッションでは、きちんと身体に合ったサイズの商品を購入できるようになる。

領域8の領域賞を受賞したのはミラノのIGOODI

自分のデジタルツインを表示し、ダイエットしたらどうなるかをアバターで確認できる

 なお、領域6と7の受賞は、該当企業なしという結果だった。

最大10万ドル相当の支援を受けられる最優秀賞

 最優秀賞は、テルアビブのBinah.ai。Binah.aiは、NTTデータと一緒にビジネス検討し、最大10万ドル相当の支援が受けられる。

 「NTTデータさんと仕事をするのを本当に楽しみにしています。今後はアジアが一番大きな市場になると思っており、我々のコア戦略です。よりよい世界を一緒に作りましょう。それが、我々にとっての最も重要な課題です」と。

最優秀賞は、テルアビブのBinah.ai

 最後に残間氏が挨拶をした。

 「このコンテストには世界中の400以上のスタートアップが参加しました。そのデータと画像は、すべて我々の社員が共有しています。賞と取った取らないにかかわらず、実はビジネスのチャンスがたくさんあります。今までも、優勝しなかったところから、ビックビジネスが生まれたということも起きています。ぜひ、これを機会に、新しいビジネスを世界中の人たちと一緒に作っていただければと思います」と締めた。

世界中から400以上のスタートアップが参加したコンテスト、今回も大いに盛り上がった

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