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私→WRC第6回

試される大地で敗北

板倉&梅本、北海道ラリーで初のリタイヤ! WRC参戦に黄信号

2019年08月17日 12時00分更新

文● 板倉麻美 撮影●中島正義 編集●スピーディー末岡/ASCII編集部

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北海道の大地をヴィッツCVTで走る!

 みなさん、こんにちは! ウェルパインモータースポーツのドライバー、板倉麻美です。今回は全日本ラリー選手権第6戦ARKラリーカムイで、北海道に行ってきました!(7月5~7日) 第5戦群馬にはヴィッツCVTのグラベル仕様化が間に合わず、残念ながらスキップしたので約2ヵ月ぶりのラリーになりました。私自身、初のグラベルラリーということでかなりの緊張です。

 ラリー直前に久々に再会したヴィッツちゃんは、がっつり車高が上がってグラベル仕様になっていました。

 ラリーカムイの開催地は北海道の西の方です。北海道蘭越町・ニセコ町・倶知安町・真狩村の4つの地域を走ります。北海道ビギナーのわたしはイマイチ地理がわからないので、ざっくりいうと西の方!

 今回は自走で現地に向かうことになりました。ということは、海を越えます、フェリーに乗せます、私も乗ります。脆弱な三半規管を持った私はすでに乗船前からブルーな気持ち……。乗り物が大好きなのに、動いてるものを見てるだけで酔っちゃうんです。何人かのラリー屋さんに船酔いしない方法を聞いてみたんですが、100%の確率で「船に酔う前に酒に酔え!」と言われました。まったく参考になりません……。

 さて、水曜の深夜に茨城にある大洗港から出発。おそらく、ASCII.jp読者にはおなじみの場所ですね。サービス隊のみんなと一緒なのですが、さすが歴戦のラリーメカさんたちです! 港近くのスーパーでの買い出し中には「この船はレストランがないから、レトルトのカレーを買おう。チンするご飯は持ってきた。あとサラダを買うぞ!」と。な、なるほど。頼りになるなぁ。

 事前に飲んでた酔い止めの効果を信じてなんとか長い船旅を乗り切り、約20時間かけて木曜の夜に苫小牧港に到着。すぐにニセコに向けて走り始めます。なんだか道が広い! ずんずんと車を走らせます。次第に真っ暗になる景色にドキドキ。出てくる看板の地名が読めなかったり、カタカナが多かったり、北海道感がすごくて楽しい!

 ホテルでチームのみんなや梅本まどかちゃんと合流したのですが、時間も遅かったので打ち合わせもそこそこに就寝。まだ体が揺れてる気がする。

金曜日のレッキは本番車で参加!

 金曜はいつもと同じレッキ日です。サービスパークは朝からすごい霧で、自分が入ってきた入り口もわからないくらい真っ白……。早速まどかちゃんと二人で「出口はどこだ!?」とサービスパークで右往左往。こういうところも初心者コンビっぽくて微笑ましい……と思ってください(笑)。

 レッキは本番車のヴィッツちゃんで参加します。このラリーでは、アンダーガードを外すか、ラリータイヤを履かないかのどちらかを選択すると、本番車両でもレッキが可能です。私たちはアンダーガードを外してレッキに参加しました。車高は最大限に上げているので、下回りをヒットすることはないはず。

 レッキとは言え、初めてのグラベル林道でかなりガチガチだったんですが、少しでも慣れたいと本番を想定してスタート。ですが、ゆっくり走ってるのに車が安定しないんです! 「アクセルを踏めば挙動が落ち着くから(逆に踏まないと安定しない)シッカリ踏むんだよ!」と、たくさんの選手にアドバイスをいただくも、挙動が乱れると思わず足を離してしまって余計にフラフラ。しかも慣れない動きに段々と気持ち悪くなる私。もしや、これは車酔い!?

 ふと助手席に目を向けると、まどかちゃんは涼しい顔してペースノートをメモしています。なぜ平気なのか。ホテルに戻ると前回は撮れていなかった車載もバッチリ撮れていたので、ペースノートのまとめをして眠りにつきました。うーん、まだ揺れてる気がする。

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