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新車を買った情報2019 第24回

マツダ ロードスターRFはATが合理的だがMTの方がエロい

2019年07月20日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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手動変速機を選ぶ合理的理由はない

 ここでまとめますと、自動変速機が良い理由は以下のとおり。

・ハンドリングに集中できる
・寒くても変速に失敗しない
・靴を選ばない
・発進や変速ショックで滑りにくい

 逆に手動変速機が優れている理由は、いくら考えても非合理的なものばかり。

・エンジンの振動が伝わるシフトレバーがエロい
・そのレバーでギアを抜き差しする感触がエロい
・クラッチのつながるヌルッとした感触がエロい

 つまるところ、エロい。本能が手動変速機を求めているわけでありまして、理由なんかありません。「常に速度とエンジン回転の関係を演算しながらギアとクラッチ操作をするからボケ防止に役立つ」のような、もっともらしい言い訳も考えてみましたが、後付けに過ぎません。

 私の場合、最終的な決め手は、純粋なガソリンエンジンと手動変速機の組み合わせで動く後輪駆動のクルマは、これが最後かもしれないということです。実際、期待以上にエンジンが良かった。このスロットル操作を自動変速機に任せるのは贅沢すぎると、本能が申しております。

ハイブリッドでマニュアルシフト

 次期ロードスターは、どんなパワートレーンで来るのでしょう。ハイブリッドなり、レンジエクステンダーなりで、電化はされると予想する向きもありますが、私が楽しみにしているのはSKYACTIV-Xの搭載であります。

 詳細は未発表ながらマツダ3のSKYACTIV-X仕様には、各グレードに手動変速機の設定があります。ハイブリッドにも手動変速機がある。これはロードスターが電化しても手動変速が楽しめるということではないのか。そんなわけで私は小躍りしているのであります。

 もうひとつはロータリーエンジンの搭載。それがレンジエクステンダーの発電機であったとしても、ロータリーが自分の車に積まれている。右足に力を込めればロータリーが起こした電力で加速する。水力発電の方が音がいいと言い張るオーディオマニアと大差ありませんが、それで長生きして良かったという気持ちにはなれるでしょう。

 変速機の仕様は決まったら、次はグレードの選択です。それではまた。

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