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COMPUTEX TAIPEI 2019レポート 第7回

Ryzen 9は12コア24スレッドで499ドル!

AMD、第3世代Ryzenを7月7日に発売! 「Radeon RX 5000シリーズ」も7月発売予定と発表

2019年05月28日 14時15分更新

文● 中山智 編集●ジサトラハッチ

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 最後にデスクトップPC向けの「第3世代Ryzen」を発表。第3世代Ryzenのスペックとしては、Zen 2 Coreをベースとした7nmプロセスルールで開発されており、AM4ソケットとの互換性およびPCI Express Gen4に対応。キャッシュサイズは前世代と比べると2倍になっており、浮動小数点演算時の性能も2倍になっているとのこと。

第3世代のRyzenが登場

第3世代のRyzenはAM4ソケットに対応しており、PCI Express Gen4にも対応

キャッシュサイズは前モデルの2倍になり浮動小数点演算性能も倍

 第3世代Ryzenには従来どおりいくつかのSKUがあるが、プレゼンでは「Ryzen 7 3700X」と「Ryzen 7 3800X」、そしてハイエンドの「Ryzen 9 3900X」を紹介。「Ryzen 7 3700X」はTDPが65Wと省電力でありながら、前世代の「Ryzen 7 2700X」と比較してシングルスレッドでは15%、マルチスレッドでは18%の性能向上を実現している。

ミッドレンジの普及価格帯となる「Ryzen 7 3700X」

低電力ながら高いパフォーマンスを発揮する

「Ryzen 7 3800X」はTDPが105Wのモデル。プレゼンでは、PCI Express Gen4の対応にフィーチャーし、「Ryzen 7 3800X」と「Radeon RX 5700シリーズ」の組み合わせと、「Core i9 9900K」と「Nvidia RTX 2080 Ti」を組み合わせたモデルの比較を披露。CPUとGPUの帯域幅がライバル社の組み合わせよりも勝っている点をアピールした。

「Ryzen 7 3800X」の基本スペック

「Ryzen 7 3800X」と「Radeon RX 5700」シリーズの組み合わせによるデモ

上が「Ryzen 7 3800X」と「Radeon RX 5700」の組み合わせで、下が「Core i9 9900K」と「Nvidia RTX 2080 Ti」の組み合わせ。帯域幅の差がわかる

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