ASCII編集部の自作PC担当・ドリル北村さんが、オランダのアムステルダムを訪れていました。
アムステルダム国立美術館でレンブラントの名画「夜警」を鑑賞するのがメインの目的だったそうですが、1階の展示物を見て、武器防具マニア(ドリル北村さんはFPSなどに造詣が深いのです)の血が騒いでしまったとか。
オランダはかつて東インド会社(アジア地域との貿易独占権を与えられた特許会社。世界史で覚えている人もいらっしゃるかも)があり、帝国主義の先駆けとして一大海上帝国を築いたのはご存知の通り。そのため、国立美術館には西洋の甲冑や武器などはもちろん、東洋の文化財も残っていたりして、マニアにはたまらないものが鎮座しているのですね。
もう一つ。オランダといえばチューリップです。もっとも、チューリップのシーズンが終わっていたので、市場では花ではなく球根を売っていたそう。
チューリップの球根と聴けば、チューリップ・バブルを想像する人も少なくないのでは。17世紀、チューリップ球根の価格が高騰し、突然に下降して破産する人も出たという事件です。1841年に英国のジャーナリストであるチャールズ・マッケイが書いた本によれば、高級な品種の球根1個に対し、5ヘクタールの土地との交換が申し出られたとか……。
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狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか (ウィザードブックシリーズ)チャールズ・マッケイ(著)パンローリング
最近では、高騰するビットコインの価格を揶揄して、「現代のチューリップ・バブルだ」と論じる人が出てきた、なんて報道も。チューリップ・バブルはまだ球根が手元に残るからよいが、ビットコインは何も残らない、とまで言う人もいたようですね。しかし、このチューリップ・バブルに関して、最近の研究では異論が多いようです。
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