4200万画素の非圧縮RAW写真が増えすぎたので、4Bay NAS「DS416play」を導入!
2017年03月21日 12時00分更新
RAWファイルのバックアップ中心であれば設定はカンタン
インストールしているストレージは、Western Digital「WD30EFRX」(5400rpm、キャッシュ64MB、容量3TB)×2。RAID構造はSHRにした。
残りの2Bayに追加する場合は、3TB以上のものであれば、あとはDS416playが自動的に処理してくれるため、4TBか6TB×2を予定している。
原稿作成時点では、約1.4TB使用しており、空き容量は1.21TB。2016年の撮影データは約600GB(整理した状態で)だったので、2017年内は現状のままでも大丈夫な見通しだ。のちのち追加できる余力があると、HDDを購入するだけで済むので気が楽である。
主に写真ファイルのバックアップで使用しているDSM用パッケージ(追加アプリケーション)は「Cloud Station Server」、「Cloud Sync」、「File Station」、「Antivirus Essential」の4つ。
DS416playのメモリーは1GBだが、今回の用途範囲だと使用率は35~40%に留まっており、問題ナシである。
CPU使用率についても60%以上になるシーンがまずない。またAntivirus Essentialでシステムスキャン中は、メモリー使用率75%ほどになった状態を確認しているくらいで、何かとパッケージを追加しないのであれば、メモリーについても十分といえるだろう。
筆者宅の写真関連ファイルの管理状況を見てみよう。まず、メインPCの作業用スペースにデータをコピーすると、外付けストレージ(1Bay、USB 3.0接続)に自動的にバックアップが実行される。
そのデータをCloud Station Backupが参照して、DS416playにバックアップ。最後はDSM用パッケージCloud SyncでAmazon Driveにアップロードもされる。
初手の入力と、作業終了後のメインPC内データの削除処理以外は自動化といった具合で、作業時は4重、作業終了以降は3重のバックアップの環境だ。
ただし、外付けストレージは作業用のプールみたいな扱いなので、“いちおうの”バックアップである。
DS416playへの転送速度は80~90MB/sでバックアップはスムーズに実行されている。そのため、外付けストレージにデータをコピーすると、短時間でバックアップが作成される状態だ。
また、DS416playはリンクアグリゲーションに対応しており、搭載するストレージとRAID構成によっては、より実効速度を高められるため、頻繁にアクセスするデータの置き場としても活用可能だ。
将来的に増設も考えて4Bayから検討してみよう
大量のRAWファイルのバックアップ用に導入したDiskStation DS416playだが、高画素化を考えるとストレージを増設できる余地を残しておいたほうが、のちのちに楽である。
DSM用パッケージを利用することで、自動的にクラウドへのバックアップも可能になり、多重化も容易だ。SynologyのNASはラインナップが豊富であり、予算に応じてバックアップ先を検討してみてはどうだろうか。
この連載の記事
-
第76回
PC
約5000円の3DイヤホンでVRコンテンツやゲームなどが楽しい! -
第75回
PC
入力補助デバイスとしていいかも! 約3000円で買えるゲームコントローラー風キーボード -
第74回
デジカメ
テキトーに撮ってもそれっぽくキレイな写真になる! ソニーのフルサイズ対応中望遠レンズ「SEL100F28GM」 -
第73回
PC
2180円のハイレゾ対応の極小USB DAC「SOUND BLASTER PLAY! 3」は外で使うのにいいかも! -
第72回
デジカメ
900gまで装備できる「3軸電動カメラスタビライザーPro」でヌメッとした動画を撮ろう! -
第70回
PC
よく鍵をなくす人注目! 探しモノ用スマートアクセサリー「Wistiki」 -
第69回
PC
折りたたみでもエルゴノミクス配列! 打ちやすいモバイルBluetoothキーボード -
第68回
PC
PC作業しながら健康管理! 心拍数やクリック回数を記録できるマウス -
第67回
PC
空間を活かせそうなPCサラウンド「Sound Blaster X KATANA」 -
第66回
PC
VR用フットペダル「3D RUDDER」は普段のPC使いでもイカス多入力っぷり! - この連載の一覧へ