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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第71回

4200万画素の非圧縮RAW写真が増えすぎたので、4Bay NAS「DS416play」を導入!

2017年03月21日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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Synology「DiskStation DS416play」のパッケージ

Synology「DiskStation DS416play」のパッケージ

 24MPが当たり前になった結果、42MPや50MPのデジタルカメラが登場するようになった。

 RAWのbit数も順調にステップアップしており、非圧縮RAWで撮影をしようものなら、約100MB/枚といった時代である。そうなると、データ置き場やバックアップの問題と激突してしまう。

 クラウドストレージを見ると、「Amazon Prime」はJPEGや一部RAW形式については、無制限になっており、クラウド前提であればOKなのだが、急なサービス方針変更があると詰みになる可能性は捨てきれないし、頻繁にアクセスする場合は、やはりローカルでもデータ置き場兼バックアップは欲しい。

 そこでNASである。今回は、SynologyのNASキット「DiskStation DS416play」(実売価格 6万円前後)を導入したので、紹介していこう。

4Kビデオトランスコーディングにも対応するパワフルなNAS

本体。LEDランプ類はあまり目立たない

本体。LEDランプ類はあまり目立たない

 DiskStation DS416playは、4Bayに対応するNASで、最大認識容量は1Bayあたり10TB、最大40TBになる。

 ストレージは3.5インチ(SATA3)、2.5インチ(SATA3)に対応。HDDだけでなく、SSDもOKだ。

 CPUはIntel Celeron N3060(1.6GHz、バーストクロック2.48GHz)、メモリーDDR3 1GB、ギガビット対応有線LAN×2、USB 3.0×3といったスペックになっており、NASとしての特徴としてアピールされているのは、4Kビデオトランスコーディング。

 今回はバックアップ前提なので、4Kビデオトランスコーディングはあまり意識していなかったが、動画ファイル置き場を考える場合には有力なポイントになるだろう。

背面には排気ファン×2。全力回転はしないのだが、それなりに駆動音はする

背面には排気ファン×2。全力回転はしないのだが、それなりに駆動音はする

正面のパネルを外すと、スロットが見える

正面のパネルを外すと、スロットが見える

トレイ経由でストレージを追加できる

トレイ経由でストレージを追加できる

トレイを外したところ

トレイを外したところ

ネジレスでストレージをセットできる

ネジレスでストレージをセットできる

 また4Bayのラインナップを見てみると、「DiskStation DS416j」と「DiskStation DS416slim」が下位モデルとして存在しているが、DiskStation DS416playを選んだのは、単純にCPU性能からとなる。

 RAWファイル置き場としてのNASを考えるのであれば、このあたりからチェックしていくといいだろう。予算によっては2Bayも視野に入れてもいいのだが、将来的に容量不足になるであろうことを考えると、4Bayを推奨したい。

DSMのメイン画面。ブラウザからアクセスできる。またスマホ向けのアプリも提供されている

DSMのメイン画面。ブラウザーからアクセスできる。またスマホ向けのアプリも提供されている

 OSはDiskStation Manager 6.1(DSM)で、操作感はWindows/Macと変わらないため、操作に関しては苦戦をすることは少ないだろう。

 後述しているが、パッケージを追加することで機能拡張にも対応しており、のちのちの用途変更にも耐えてくれる。

QuickConnect IDを設定しておくと、外部からのアクセスが楽になる

QuickConnect IDを設定しておくと、外部からのアクセスが楽になる

 RAIDの設定については、独自方式の「Synology Hybrid RAID」(SHR)はRAIDがよくわからない人やそのあたりに手間をかけたくない人向け。JBOB、RAID 0/1/4/6/10に対応するため、詳しいのであれば手動管理もできる。

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