ご当地GOで名産品GOな地方創生ゲーム
編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。
鈴木:どこもかしこも『ポケモンGO』だらけ、凄みを感じる流行ですねぇ。
盛田:歩いてるとみんなスマホ見てるのね。ルアー(ゲーム内の道具。ポケモンの出現率を上げる)打たれてるポケスポットのまわりに人だかりができてて「釣れますか?」みたいな雰囲気に。
北島:社会現象になるとこうなるんだなーといういい例ですね。お祭り感あっていいですね。
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盛田:かくいうわたしもうっかり車道に出そうになって死にかけましたからね。
北島:ぎりぎりですねいきなり。モンスターつかまえるのも、電車の車内でAR撮影とかもあやうくやってしまいそうなところもありますね。切り替え大事。
鈴木:隣の部署からもやっているって声が上がるし、エレベーターの中ではほかの部署の人が「わからないから、週アス編集部に訊きに行こう」とか話してて、完全に草生えました。
盛田:ARだけでこれだけの騒ぎになってるんだからPlayStationVRとかどうなるのって感じ。本当にあっさり世界が変わりそう。現実が猛スピードでオワコンになっていく。
北島:VRだとまだまだ難しいんじゃないかなというところもあるけど、一緒にできるとやばいよね。結局ARのほうがリア充向けというかメジャーになりやすい。
鈴木:技術とスマホ普及の下地ははあるにしても、コンテンツしだいというのは今回ので見えましたけどね。VRもどうなるか、将来が楽しみですね。われわれは新しいことを引っ張っていきますよ!
盛田:ギャー!ゼニガメいたー!ゼニガメー!!!!
文化活動者を支援するツールとは?
北島:さて、Supernovaのデモデイに行ってきたのですが、ガチなやつからいろいろ種類あったので、いくつかピックアップしてみますかね。「Make Crazy」なスタートアップばかりでした。
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鈴木:お願いしまーす!
北島:まずはperzzle。
鈴木:なんて読むんですか??
北島:パーズルですね。PersonalStockがやってます。
鈴木:文化活動者を支援するツールってありますね。
北島:文章から動画、PDF、などなどなんでもまとめてストーリー立てたコンテンツにできるのが特徴です。
鈴木:マインドマップの文化版みたいなことができるサービスのなのかな?
北島:マインドマップ懐かしいですね。そこまでカオスなわけでなく、整理立てたコンテンツ発信を今の時代に合わせてやる、といった具合なのかな。
盛田:パーズル。「学習資源・文化資源の流通」「あなたに必要なコースを学習に最適な時間にお届け」って書いてあるということは遠隔学習かなんかですか。e-Learning系サービスとか。
鈴木:それとも、流通もって書いてあるから、SNSのような感じ? ちょっとnoteのようなイメージにも見えます。
北島:ローンチをお楽しみに、という感じですね。
鈴木:ほかにはどんな企業が出ていたんですか?
北島:Gifted Agentやクランチスタイルなどなどです。Landskipはサイネージに風景での風景配信事業の幅が思った以上に広がってましたよ。
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鈴木:おおっ、Gifted Agentは河崎さんのところですね。当時はjThirdとして、AKIBAベンチャーピッチにも出てくれた。
北島:ですね! ちょっと今回のとは全然違う感じですが。
盛田:jThird懐かしいーーー!スマホめっちゃ熱くなったけど革命的だった。
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北島:Gifted Agentは、高機能自閉症といった発達障害の人の就業支援をプログラミングやデザインスクールを6月に渋谷に開設したばかりですね。とがった優秀な能力があるのにトレーニングがなされず、就業できていない状況を変えるといった課題解決型のベンチャーです。
鈴木:これは進んでいってほしい事業ですね。Landskipはわたくし何度も記事で紹介しているので、クランチスタイルはどんな企業なんですか?
北島:花屋さんをまとめたプラットホームが主体なんですが、プレゼンしていたのはASCIIでも記事にしていたワンコインで毎週お花が届く新サービス「Bloomee LIFE」ですね。
盛田:花屋さんが投稿してる写真から選ぶっていうスタイルが新しい感じ。お花をインターネットで買うってけっこうハードル高いと思うけどうまくやってる感。
北島:ですね。格安なのもポイントかなと。Instagramでのユーザー投稿も盛り上がり始めているとのことでした。
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北島:ピッチ優勝はロボット投信の野口哲さんなのですが、その他の企業も含めて別途記事でやります! ちなみにこういうスタートアップ創出コミュニティで面白い試みだと思ったのは、ベストメンターの表彰。ドレーパーネクサス中垣さんが選ばれていました。
MUFGのオープンイノベーション祭
鈴木:MUFGのオープンイノベーションイベントに行ってきました。企業間の共創やベンチャーとの連携をいくつかのセッションで事例をお勉強できるイベントです。
盛田:MUFGってことはFinTechが中心になるのかしら。
鈴木:それがまったく、Fintechは関係なく、あくまで一般的な事例でのお話でした。
北島:真夏にスーツ姿の人が多い感じではあったのかな。
鈴木:多かったですね。わたくしも当日はふだんよりはしっかりした服装で行きましたし……。
盛田:MUFGっていうとやっぱMUFGコインとかビットコイン関連のイメージがあるんだけど、全体に「イノベーション進める」ってのをめざしてる感じなんすかね。漠然とした感想になっちゃうけど。
北島:信託銀行として、どういう目線で関わっているのか気になりますね。
鈴木:あくまでイベントでは三菱UFJ信託銀行としてみたいな部分は前面に出てませんでした。ベンチャー企業のピッチもあったので、こちらをご紹介しますね。
盛田:ドンドンドン。
鈴木:まずは『ごちぽん』!
北島:おおーーー。知ってますよ! ちょっと特殊なゲーム系ですね。
鈴木:そうそう、地図×ゲームのスマホサービスです。
盛田:ご当地GO!
鈴木:言っちゃうと思った。
盛田:すいません。
鈴木:こちらは完全無料で、遊ぶと実際の商品やクーポンがもらえてしまう、地域創生も狙ったゲームなんです。
盛田:地方の名産品がもらえるよーということですね。名物GOですね。
鈴木:電車でGO!にリスペクトを。地域企業や自治体とタイアップして、商品は企業に提供してもらいユーザーに還元しています。
北島:そのほかにはどんなのがあったんです?
鈴木:では、もう1社。こちらはすでにアスキーでも紹介していますが、and factory。福岡にIoT体験ホテルをオープンしたところです。
盛田:「&AND HOSTEL」ね~。ガジェットオタが泊まりに行くと寝ないでずっとガジェットの話ばっかりしてそうなホテル。「9分33秒で目標を達成しました」っていうくだりがなんかすごい。
鈴木:ユーザーにさまざまなIoTガジェットを体験してほしいというものと、使ったフィードバックを各企業に戻したいと言っていました。
北島:Makuakeで募集してましたね。ここまで聞くと、わりとウェブサービスだけとか、アプリだけというより、リアルからんだものが多かったのかな。
鈴木:そうとも言えず、ほかにはウェブ接客のリアルタイム分析プラットフォームのPLAIDや、人工知能による投資用不動産サービス『Gate.』、電力の需給予測サービスをつくっているパネイル、GDPソリューションの販売商社のGDEPソリューションズなど、いろいろな分野のベンチャーさんを集めたという感じでした。
北島:なるほどカオスですね。
リリースピッチ、NEDOピッチ
鈴木:それでは、みなさん来週のご予定は?
北島:発表があるので、そちらの準備かなと。
盛田:来週はリリースピッチですね。
鈴木:わたくしは久しぶりに、NEDOピッチに行ってきます。今回は医療特集とのことで、お堅い感じですが、楽しみです。LPixelさんも来るようです。
●今週の一言
盛田:ニャースを逃がしました……ニャースを逃がしてしまいました……。
鈴木:周辺サービスの盛り上がりに期待も、ほかのスマホゲーム企業が心配。
北島:Ingressでもやってましたが、また「テツゲン前」をタップし続ける作業が始まるね。