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COMPUTEX TAIPEI 2016レポート 第49回

VR用PCを担いだり・空中ダイブに挑戦!(動画あり)

2016年06月06日 21時51分更新

文● ジサトラ ハッチ

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歩けるVRゲームに最適なPC登場

 今年のCOMPUTEXは、とにかくPCメーカーやPCケースメーカーがVRの体験デモを行なっているのが目立った。

その中でも異彩を放っていたのが、既報のZOTACが公開していた担ぐ形のVR用PCだ。ZOTACは同社が最小のVR対応PCをうたう「MAGNUS EN980」をベースとしたカスタムPCとバッテリーを布製のバックパックに入れるものだった。

 そんなZOTACとは異なり、MSIは外側のケースをきちんとつくり込んだ「Backpack PC」を発表した。

MSIのBackpack PCはその名のとおり、担ぐ形のPC

 日本にいるとリュックサックと言う人が多いが、荷物を入れて担ぐ袋の名称は時代、国、地域によって異なる。背嚢、リュック、ザック、ナップサックとあるが、バックパックと呼称されることもあり、MSIが発表したPCは、その名の通りの形状となっている。

 HTC Viveは自分で決めた範囲内なら歩き回り、VR空間を移動できる。据え置き型のPCの場合、ケーブルの範囲までしか歩き回れないが、担ぐタイプのPCであれば、そうした制限から解放される。

 残念ながらPCの中を開けて見せてはくれなかったが、スペックは第6世代のCore i7に、次世代ハイエンドビデオカード、16GBメモリーにSSDを搭載する予定とのこと。重量は約5キロとやや重いが、ノートPCや分厚い本などを詰め込んだ一般的なバックパック並みと言えなくもない。

 実際に担がせてもらったが、かなりしっくり来る感じ。長時間駆動するとどうなるのかは体験できていないが、熱の問題さえクリアーできれば、このままVRゲームが快適に体験できそうだ。

Backpack PCとHTC Viveを装着

後ろはこんな感じ。SFの装備みたいで、ちょっとカッコよくない?

左右の腰の辺りには、HTC ViveのSteam VRコントローラーを収納するホルダーがある。ますます、何かの装備のような感じだ

本体上部には取っ手がついているので、手で持ち運ぶのもラクチンだ

インターフェースはHDMI、USB3.0×2、USB2.0×2かな? SDカードスロットやオーディオコネクターも確認できる

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