このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

カナル型の「AH-C840NCW」と、インイヤー型の「AH-C500W」

自分で選べるって、嬉しいよね。デノンの新しい提案は「使い方で選ぶ」双子イヤホン

2025年04月18日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

提供: ディーアンドエムホールディングス

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

双子のようにそっくりに見えるが、実はこの2つは違うモデル
※撮影画像は試作品です。AH-C500Wのケース内側は、実際の製品の仕様と異なります。

あなたは「イヤホン」に何を求めますか?

 ワイヤレスイヤホンが日常の「マストアイテム」になって久しい。

 通勤、テレワーク、動画視聴、音楽鑑賞。シーンごとに求めるものは異なるが、「音がいいこと」や「好みの音」であることは、ますます多くの人々にとって重要なポイントとなっている。

 しかし、選択肢が豊富な現代において、それだけでは「なぜそのイヤホンを選ぶのか」の納得の理由にはなりにくい。自分のライフスタイルや価値観にぴったりとフィットする“使い心地”や“装着感”こそが、最終的な決め手になる人も多いはずだ。

人気なのは密閉型? それとも開放型?

左がインイヤー型の「AH-C500W」、右がカナル型の「AH-C840NCW」

 ワイヤレスイヤホンの形状(タイプ)の話をしよう。現在の主流は、耳の穴に密着するカナル型(密閉型)だろう。

 密閉感が強く、構造的に外からの音が鼓膜に届きにくいため、アクティブノイズキャンセリング(ANC)との相性も良い。音圧が逃げにくくダイレクトに伝わるため、外界をシャットアウトして集中したいときに力を発揮する。

 一方で、長時間の装着で感じる疲れや圧迫感、周囲の音がまったく聞こえなくなる不安感から、カナル型は「ちょっとしんどいかも」と感じる人がいるのも事実だ。耳にふわりと乗せる装着感で、自然に周囲の音も取り入れられるのが、インイヤー型の最大の魅力になるだろう。

 参考までに、編集部でどちらのタイプのイヤホンが好みか、アンケートを取ってみたところ、結果は以下のようになった。

アスキーでアンケートを実施!
あなたは密閉型とカナル型、どちらが好み?

密閉型(カナル型)が好き!:14人

主な理由:

「イヤホンを使うときは音楽を聴きたくて使っているので、周囲の音が遮断される方が、音に集中できます。音の世界に入り込めるというか」(アスキースマホ総研 ウェアラブル研究員:エリコ)

「余計な音は入ってこない方がいいので、密閉型のイヤホンが、僕に取っては一番いい選択肢」(自作PC/アキバ情報担当:北村)

「耳が密閉されて、音圧が逃げずに伝わってくる密閉型の方が好き。音楽の、低いところの迫力が出るのは密閉型でしょう!」(TECH.ASCII.jp編集長:大谷)

開放型(インイヤー型)が好き!:7人

主な理由:

「密閉型が体質に合わず、頭痛が起きるんですよね。オンライン会議にも使うので、自分の声や環境音が自然に聞こえる開放型の方がいいです」(アスキースマホ総研 総研主席研究員:オカモト)

「イヤホンは移動中に使うことが多いので、周囲の音がまったく聞こえなくなると、不安を感じます」(アスキーグルメ担当 モーダル小嶋)

「開放型の音が好みで、ヘッドホンもイヤホンも、いつも開放型を選んでいます。開放型の方が中高域の音がバランスよく聞こえるんだよね〜」(アスキースマホ総研/全日本ギャルゲー研究会:ミナミダ)

(アンケート対象者:21人)

 どれも納得できる理由ばかりである。人数としてはカナル型の方が優勢であるものの、それぞれにメリットがあり、好みや生活スタイルによって、選択は変わってくるようだ。カナル型か、インイヤー型か? その選択は、「正解のない問い」だと言えるだろう。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン