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大人のビジネスマッチングサービス「Yenta」を体験してみた

連載
柳谷智宣の「スタートアップDive!」

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「オープンランチ」機能でお互いのハードルを下げる

 特定の人にメッセージを送るのは照れる、もしくは断られたらどうしようと心配になる人は、オープンランチ機能を利用してみよう。2ヶ月以内の都合のよい日を設定し、マッチングした人に公開するサービスだ。コミュニケーションを取りたいというスタンスと都合のよい日、場所を明示することで、相手から連絡をもらいやすくなるのがうれしいところ。

 早速登録すると、翌日Media Incubate代表である浜崎さんからメッセージをいただいた。もちろん喜んでランチをセットする。

右上のオープンランチアイコンをタップする

ランチ希望日と場所を設定し、ステータスを公開にする

このように表示される。この画面で表示されているのは他のユーザーなのでモザイクを入れている

翌日、オープンにしたランチを見てメッセージをいただけた

トラブル時に備えてメールや電話番号の交換もありか

 実は、初体験の吉田さんと、3回目に会った恵比澤さんの間にも、メッセージをいただき、会うことになった人がいた。しかし、当日店で待っていても来ない。そこでなんとなくYentaを開いてみたら連発でメッセージが入っていた。急遽仕事が入り、キャンセルとのこと。最初のメッセージは2時間前に来ていて、気がつかなかったのだ。仕事であれば仕方がない。その後も予定が合わず、それっきりになってしまった。

 さらに、オープンランチで連絡のあった浜崎さん、時間になってもお店に現れない。以前ドタキャンのトラブルがあったので、Yentaはずっと起動してチェックし続けている。しかし、メッセージは来ていない。これはまたドタキャンかなー、とあきらめてFacebookを見てみたら新しい友だち申請が来ている。誰だろうとメッセージを見てみると、浜崎さん。15件のメッセージが入っていた。五反田に来てはいるのだが、iPhoneが壊れて、店の名前もわからないという。そこで、PCでネットにつなぎ、Facebookで筆者の名前を探してコンタクトしてきてくれたのだ。早速連絡し、無事にランチに合流できた。

 ちなみに、iPhoneの画面がブラックアウトしてどうしようもないとのことだった。そこで、ホームボタンを押しながらの電源長押しという強制再起動の方法を教えてあげて無事に改善。皆さんもiPhoneがおかしくなったら、慌てる前に強制再起動を試すことをオススメする。

YentaでのメッセージチェックをあきらめてFacebookを開いたら怒濤のメッセージ

金曜日のみの絶品ビーフシチューを楽しく堪能できた

それからは、メールと電話番号を先に伝えてしまうようにしている

 以来、筆者はメッセージのやり取りで会う約束が確定したら、メールと電話番号を一方的に伝えるようにしている。万一遅れそうなら、連絡してもらえるようにするためだ。

 ライターであり、自身もスタートアップを立ち上げている筆者にとっては、Yentaはとても魅力的なサービスだ。無料で利用できるし、有料オプションもない。ありがたく、今後もがんがん活用させていただきたいと思う。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。

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