みんな持っているインクジェットプリンター、年賀状と暑中見舞いくらいしか使っていない人は多いのではないだろうか。プリンターもずっと放っておくと、インクが目詰まりするなどして故障してしまうことがある。そこでオススメなのが、シールやラベル印刷。専用紙を使えば、とても手軽に便利なプリントが楽しめるのだ。今回は、「iPhoneでシールやラベルを印刷しまくる技」をご紹介しよう。
iPhoneアプリから無線LANで印刷する
インクジェットプリンターをずっと放置して、半年から1年に1度印刷するだけ、というのはもったいない。時々何か印刷して楽しむことをオススメする。ベストショットを光沢紙に印刷して写真鑑賞というのもいいが、今回はシールやラベルの印刷を紹介したい。サプライメーカーからは数え切れないくらいの専用紙が発売されており、生活のさまざまなシーンで活躍してくれる。
本連載でも、2~3年に1度、「第65回 見栄えのいい名刺やラベル、ステッカーを自作する技」」や「第134回 手持ちのプリンターでオリジナルスマホケースを作成するワザ」などで取り上げてきた。最近はPCなしでスマホから印刷しているユーザーも増えているということで、今回はiPhoneで作業から印刷までチャレンジしてみる。
利用するプリンターは「DCP-J963N-W」(ブラザー)。iPhoneから印刷するので、無線LAN機能は必須だが、ブラザーのインクジェット・複合機シリーズにはすべて搭載されている。価格は1万2000円前後と手頃だが、無線LANはもちろん有線LANも搭載。スキャナー機能を備える複合機で、インクは3色独立タンク。コストパフォーマンスがよく、筆者も利用している。最初にプリンターをWi-Fiに接続しておく。
エレコムの用紙と作成アプリ「らくちんプリント」を使う
iPhoneアプリを公開しているサプライメーカーということで、今回はエレコムの製品を紹介する。インクジェットプリンターで利用できる用紙としては、写真用紙からはがき用紙、ラベル、シールからペーパークラフト、タトゥシール、チケット用紙まで多彩なラインナップを用意している。
シールやラベルでビジュアル化するといろいろな作業が効率化する。塩と砂糖を入れている瓶の外観が同じで毎回混乱するとか、クリアファイルの中身を毎回確認するとか、酒瓶を開封した時期を忘れるといった悩みは一発で解決できる。会社の備品には「備品」と貼っておけば紛失が減るだろうし、子供の持ち物には名前を付けておきたい。オリジナルの名刺を作るのも定番だ。
まずはアプリをインストールしよう。Android版の「らくちんプリントandroid」とiOS版の「らくちんプリント」が用意されている。ちなみに、PCではアプリもしくはブラウザーから利用できる。
500種類以上のエレコム製プリント用紙をサポートしており、Wi-Fi接続で印刷できる。あらかじめプリンターと同じWi-Fiに接続しておこう。もちろん、ラベルの内容を作成・編集することも可能だ。
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