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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第223回

iPhoneでシールやラベルを印刷しまくる技

2016年04月13日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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いろんなプリントにチャレンジ!

 基本的には、用紙が違っても同じ作業を繰り返すことになる。いろいろな用紙を作ってみたので、ざっとポイントを紹介しよう。「耐水耐候なまえラベル 透明 EDT-TCNM4 コップ水筒お弁当箱用」は、耐水タイプのシールなのだが、なんと食洗機にも対応しているのが凄い。UVカットも付いていて、色あせも防げる。まずは透明なフィルムに印刷して貼り付け、透明な保護フィルムを上から貼って守る仕組みだ。子供の弁当箱などに向いているだろう。

「耐水耐候なまえラベル」にプリント。それほど大きくないので、凝った絵柄や写真は不向き

まずはフィルムにプリントして貼り付ける

その上から保護フィルムを貼れば完成

 「布用なまえラベル<体操着用> - EJP-CTPL3」は布製のラベルで衣服に貼り付けられるのがウリ。アイロンで接着するので作業には注意すること。

文字や図などは任意に回転できる

水平を取る機能がないので手動で調節する

コットンのシートに印刷する

台紙をはがして、衣服にセットする

体重をかけてアイロンをかける

Tシャツになまえを付けられた!

 プリクラふうの写真シートも多いが、今回は大きめの「フォトシール - EDT-PSシリーズ EDT-PS2」を試してみた。はがきに貼る用途としてラインナップしているのだが、その場合は、はがきに直接すればいいと思ってしまう。その代わり、自分の手帳にペットなどの写真を貼り付けるにはぴったりだ。

 なお、本アプリは何度か動作不良に陥った。何をしても枠からずれるとか、エラー画面が出て画像を読み込めないといった状況に陥った。解決策は簡単。アプリを完全に終了させて再起動するだけでいい。

画像を読み込んで任意に拡大縮小、回転させてフレーム内にいい感じに収める

2枚の写真を配置

エラーが起きたら再起動すればいい

自分の持ち物に愛犬の写真などを貼り付けられる。薄いのでかさばらないのもいい

 筆者のような個人事業主だと、請求書を送付することが多い。そのたびに、呪文のような住所を手書きするのは苦痛なのだ。そこで活躍するのが「宛名・表示ラベル(速貼タイプ)- EDT-TMQ10」。

200枚入りで実売440円とコスパのいい宛名ラベル

とてもはがしやすくなっているので、大量の貼り付けも簡単

 王道のラベル「なまえラベル(汎用タイプ) - EDT-KNM4」。いろいろな品物の分類やメモなどに利用できる。24×33mmの使いやすい大きさで、なんならプリクラふうに使ってもいい。

1シート49枚とボリュームたっぷり

追加印刷などはできないので、全部のフレームを埋めておこう

犬ごとの道具に貼ったり、共用場所に置いてある本がなくならないようにシールを付けたり、お酒を購入したり開栓した時期をメモしたりできる

 チケットを自作できる「チケット用紙(スーパーファイン紙)[両面印刷対応] MT-5F50」にチャレンジ。iPhoneの画面では、テキストを並べ、画像を小さく並べるのが精一杯。しかもこの単純なレイアウトでなかなか時間がかかった。筆者にデザインセンスがないのも理由だが、ちょっと気合いの入ったイベントのチケットには使いにくい。

チケットと半券を別々にデザインする

チケットはもぎりしやすく、クオリティーは高い

 キッチン周りの小物を分類するなら「フリーカットフィルムラベル 透明・耐水 - EDT-FTCNシリーズ」がオススメ。フリーカットなので、いろいろな瓶に対応する。

透明ラベルに印刷する

透明なのでデザインを邪魔しない。後ろは自作のハラペーニョソースで色が悪く、ラベルが目立たなくなってしまったのは反省ポイント

 ちょっとラベルを貼りたいところはあるが、同じパターンで何百枚もあってもしょうがない、という場合は6種のなまえラベルをセットにしたアソートパック「なまえラベル<アソートパック> - EDT-KNMASO」がぴったり。サイズの異なる6種類のラベルが入って200円以下という手軽さが嬉しい。

文具やクリアファイルなどの分類に役立つ

 最後は定番の名刺「なっとく。名刺クリアカット<速切> MT-JMKN2WN」。こちらもデザインが求められるので、iPhone上で操作するのはつらかったし、できあがりもしょぼい。とは言え、緊急に数枚必要になった時などは、3分で作れるので持っておいて損はない。この手の製品は簡単に切り離せるものだが、「<速切>」は言うだけあって瞬時に分割できる。切り目もすっきりしていて問題なし。

筆者のデザインはしょぼいが、仕上がりは上々。分割も簡単だ

切り口が綺麗なので、デザイン以外ではお手製と言うことがばれにくい

 やっぱり、ラベルやシールをどこに貼ろうかいろいろ考えたり、印刷しまくるのは楽しい。実際に、手間が省けるシチュエーションも多く、想像以上に効果は大きい。たいしたコストもかからないし、暇なときに用紙のラインナップをチェックしてみてはいかがだろうか。ちょっと気になっている問題点を手軽に解決できるかもしれないのでオススメだ。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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