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性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第1回

最強のモバイルPC「VAIO Z」最新春モデルをチェック!!

2012年02月16日 11時00分更新

文● 高橋量

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とことん薄型、とことん軽量
先進的デザインのフルフラットボディー

 VAIO Zでもっとも目を引くのが、そのスリムなボディーだ。本体サイズは幅330×奥行き210×高さ16.65mm。フットプリントはA4サイズがやや縦に長くなった程度の印象で、実際にはそれほど大きくは感じない。どこを手にしても高さが同じ「フルフラット」な設計に加え、エッジの立った鋭角的なデザインにより、全体的にシャープな印象を受ける。

VAIO Zの本体前面。高さ16.65mmのフルフラットなボディーで、実際に手にすると非常に薄く感じる。前面全体が六角形状になっているのが「ヘキサシェル」デザインの一部で、本体のいたるところに六角形のモチーフが使われている

 これだけの薄さでありながら、VAIO Zはしっかりした剛性も備えている。ボディーの素材には軽量かつ剛性に優れたカーボン素材を使用。外装とパームレスト部の素材を用いて断面を六角形状にした「ヘキサシェル」構造により、本体の強度も強化されている。

VAIO Zの天板部分。ボディーの素材にはカーボン素材が使われている。今回試用したシルバーデザインでは表面に梨地加工が施され、汚れが目立ちにくくなっている

 また、これだけ薄くかつ高性能パーツが使われていると、気になるのはマシンの放熱だ。VAIO Zではキーボード両側にインテークを設置することで、給排気性能を向上。さらに本体底面のデュアルファンにより、本体内部で発生した熱を効果的に排出している。実際に使ってみたところ、マシンに高い負荷がかかっている状況では、CPUが位置するキーボード左側がやや温かくなったが、気になるレベルではなかった。

本体底面部のデュアルファン。動作音・排気音も控えめで、使用時に特に気になることはない。通気口は、ヘキサシェルのモチーフと同じ六角形のデザイン

低反射コートで屋外でも見やすいディスプレー

 VAIO Zの液晶ディスプレーは13.1型ワイドで、解像度は1600×900ドットか1920×1080ドットを選択可能。このクラスのモバイルノートには13.3型ワイドで解像度1366×768ドットの製品が多いが、情報量の多さを考えれば解像度の高いほうが断然有利である。

解像度1366×768ドットの場合

解像度1600×900ドットの場合

解像度1920×1080ドットの場合

 液晶はグレアタイプの光沢パネルだが、表面に低反射コートが施されているため、通常のグレアディスプレーのようにギラギラと光が映り込むことはなく、やや控えめといった程度。さらにノングレディスプレーよりも発色がよく、コントラストも高いので、映像視聴に問題ないだろう。色調も鮮やかなので、文書作成と動画視聴の両方に使いたい人にはうってつけのディスプレーだ。視野角もかなり広く、ディスプレーが多少ななめになっても問題なく内容を閲覧できる。

光沢パネル+低反射コートで、色の鮮やかさと映り込みの低減を実現している

液晶ディスプレー上部には、有効画素数約130万画素のHDウェブカメラを搭載

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