不足するインターフェースはアダプターが付属
MacBook Airもそうだが、ZENBOOKは薄型化を重視したボディーを採用するために、本体に装備するインターフェース類は限られている。それでもMacBook Airに比べると、Windowsパソコンに要求されるインターフェースを搭載する工夫がこらされている。
まずUSB 3.0を標準で装備しているのは高く評価したい。現時点ではストレージ接続が中心用途とはいえ、USB 2.0よりはるかに高速な汎用インターフェースを標準搭載する点は、製品の拡張性と将来性を高めるので歓迎したい。
ディスプレー出力ではMicro HDMI出力を標準搭載するほか、mini VGA出力も備える。mini VGA出力端子に接続するアナログRGB出力(D-sub 15ピン)アダプターが付属するので、出先でアナログRGB入力のプロジェクターにつなぐのも容易だ。MacBook AirはThunderboltポート経由でDisplayPortやHDMI、アナログRGBへの出力が可能だが、そのためのケーブルや変換アダプターは付属していない。この種の変換アダプターは意外に値がはるので、アダプターの標準添付はありがたい。
有線LAN端子を装備していないのはMacBook Airと同様だが、こちらもUSB Ethernetアダプター(10/100BASE-TX対応)が付属する。100BASE-TXどまりなので転送速度はともかく、「オフィスでは有線でつなぎたい」「宿泊先のホテルに有線LANしかない」といった場合でも、追加投資なしで対応できる。
これらの付属アダプターを収納する、小さなポーチも付属している。また本体を収納するぴったりサイズの専用スリーブも付属する。ACアダプターもコンパクトで、総じてモバイルユースでの実用性をよく考慮した構成と言えるだろう。
少々気になるのはキーボードの右上、Deleteキーの横に電源ボタンがあることだ。見た目も普通のキーと変わらないので、思わず間違えて押してしまいそうになる。押してもただちに電源が切れたりスリープに入ったりするわけではなく、動作を選択するダイアログが出るので安心とはいえ、電源ボタンは側面にでもつけてほしかった。
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