薄型軽量でも高性能な「Ultrabook」が各社からいよいよ発売され始めた。中でもUltrabookに力を入れているのが、モバイル分野で注目の製品を次々とリリースしているASUSTeK Computerだ。
そのASUSTeKが投入した「ZENBOOK」シリーズは、「これぞUltrabook」と呼べるようなスタイリッシュな薄型軽量ボディーと、手ごろな価格を兼ね備えた製品だ。今回は13.3型ディスプレーを搭載する「UX31E」を評価してみた。
メタルの質感を強調するスタイリッシュなボディー
ZENBOOKシリーズのボディーデザインは、薄さとアルミニウムの質感を強調する鋭いくさび形が特徴である。ディスプレーとボディーが合わさる前面の縁などは、刃物を思わせる鋭さだ。ボディーの側面もシャープなエッジで構成されており、「削りだした金属の一枚板」といった印象を強調している。
ディスプレー部天板は同心円状の、パームレストやボディー底面は直線上のヘアライン加工が施されている。天板とボディー部分で、金属の色味も異なるのが一風変わっている。天板・ボディー側ともに、非常に硬質でがっしりしており、日本の満員電車の中でも安心して持ち歩けそうだ。天板だけでなく底面も、デザインを損なう出っ張りや開口部がなく、すっきりと美しい。持ち歩くノートは底面も美しくあってほしいものだが、その点ZENBOOKは合格だ。
いかにも男性的でスタイリッシュなZENBOOKだが、アルミの質感を生かしたくさび形ボディーの薄型ノートと言えば、「MacBook Air」という偉大な先例がすでにある。カッコはいいがオリジナリティーにはいささか欠けるので、独自のデザインを模索してほしかったという思いはある。
この連載の記事
-
第133回
PC
Skyrimも快適? GeForce内蔵Ultrabook ASUSTeK UX32VD -
第132回
PC
写真やゲームをより美しく見せるナナオの液晶 FS2333 -
第131回
PC
デジカメとスマホを手軽に連携する無線LAN SDカード FlashAir -
第130回
PC
無線とタッチで使い勝手が進化したペンタブレット Intuos5 -
第130回
PC
スレートPCをCore i7で蘇らせたオンキヨー TW3A-A31 -
第129回
PC
店頭モデルも4コアCPUに パワーアップしたLets'note B10 -
第129回
PC
小型でも強力GPU搭載のゲームPC Alienware X51を検証 -
第129回
PC
Ultrabookと一緒に持ち歩きたい 超小型マウス「Cube」 -
第129回
PC
14型のUltrabookはアリか? デザイン重視のENVY 14 SPECTRE -
第128回
PC
WiMAXモバイルルーターの決定版!? Aterm WM3600Rを試す -
第127回
デジタル
高速SSDで起動・復帰が速いUltrabook Aspire S3-951 - この連載の一覧へ