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週刊 PC&周辺機器レビュー 第123回

Ultrabookの大本命 ZENBOOK UX31Eは意外に速い!

2011年11月10日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 薄型軽量でも高性能な「Ultrabook」が各社からいよいよ発売され始めた。中でもUltrabookに力を入れているのが、モバイル分野で注目の製品を次々とリリースしているASUSTeK Computerだ。

 そのASUSTeKが投入した「ZENBOOK」シリーズは、「これぞUltrabook」と呼べるようなスタイリッシュな薄型軽量ボディーと、手ごろな価格を兼ね備えた製品だ。今回は13.3型ディスプレーを搭載する「UX31E」を評価してみた。

ZENBOOK UX31E

メタルの質感を強調するスタイリッシュなボディー

 ZENBOOKシリーズのボディーデザインは、薄さとアルミニウムの質感を強調する鋭いくさび形が特徴である。ディスプレーとボディーが合わさる前面の縁などは、刃物を思わせる鋭さだ。ボディーの側面もシャープなエッジで構成されており、「削りだした金属の一枚板」といった印象を強調している。

本体前面(上)と背面。厚さは最厚部でも17mmと非常に薄い

 ディスプレー部天板は同心円状の、パームレストやボディー底面は直線上のヘアライン加工が施されている。天板とボディー部分で、金属の色味も異なるのが一風変わっている。天板・ボディー側ともに、非常に硬質でがっしりしており、日本の満員電車の中でも安心して持ち歩けそうだ。天板だけでなく底面も、デザインを損なう出っ張りや開口部がなく、すっきりと美しい。持ち歩くノートは底面も美しくあってほしいものだが、その点ZENBOOKは合格だ。

同心円を描くヘアライン加工が施された天板。触ってみると非常にがっしりしていて、脆弱さはない

底面はゴム足と放熱口のスリットがある程度で、非常にスッキリとしている。赤丸部分にはCPUがあると思われる

 いかにも男性的でスタイリッシュなZENBOOKだが、アルミの質感を生かしたくさび形ボディーの薄型ノートと言えば、「MacBook Air」という偉大な先例がすでにある。カッコはいいがオリジナリティーにはいささか欠けるので、独自のデザインを模索してほしかったという思いはある。

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