富士ゼロックス、オフィス向けカラープリンターのフラッグシップに新製品
トナー改良で省エネ度がアップした「DocuPrint C5000 d」
2011年06月07日 06時00分更新
6月6日、富士ゼロックスはオフィス向けのA3対応カラープリンター「DocuPrint(ドキュプリント) C5000 d」を2011年6月27日に発売すると発表した。
DocuPrint C5000 dは、印刷速度がカラーが毎分50枚、モノクロが毎分55枚のページプリンタだ。DocuPrintシリーズで初めて、定着装置にIH(電磁誘導加熱)定着技術を採用。従来機「DocuPrint C3540」と比べて、定着装置の予熱時間を大幅な短縮が可能となったため、ウォームアップタイム17秒以下、スリープモードからのリカバリータイム15秒以下という高速な立ち上がりを実現している。
また、従来のトナーよりも定着温度が低い省エネタイプの「EA-Ecoトナー」を採用し、定着時の消費電力の削減に大きく貢献している。これらの省エネ技術の採用により、「国際エネルギースタープログラム」の適合基準であるTEC(Typical Electricity Consumption)値は、「DocuPrint C3540」と比べて、67%減の2.77kWhとなった。これは、A3カラープリンターの印刷速度クラスにおいてクラストップだという。さらに、スリープモード時の消費電力は81%減の1.5W以下という、高い省エネ性能を実現している。
セキュリティ機能も強化しており、ICカード認証による認証プリントに加え、ペーパーセキュリティ機能による隠し文字や複製制限コードの埋め込み印刷などに対応する。これにより、機密文書の放置防止や紙文書の不正コピーなどの情報漏えいを抑止できるとしている。
価格は42万8000円。
この連載の記事
-
第21回
ビジネス
富士ゼロックスがA4対応LED複合機およびプリンター5機種 -
第20回
ビジネス
キヤノンMJ、セキュアプリントを手軽に実現できる複合機向けアプリ -
第19回
ビジネス
認証機能搭載のA4モノクロ複合機「ECOSYS LS-1135MFP」 -
第18回
ビジネス
OKI、「メンテナンス品5年間無償提供」の新世代COREFIDO -
第13回
ソフトウェア・仮想化
複合機とビジネスアプリケーションをつないで生まれるもの -
第12回
ビジネス
連続印刷28枚/分のモノクロレーザー「IPSiO SP 3410L」 -
第11回
デジタル
日本HP、商業印刷ソリューションのデモセンターを開設 -
第10回
ビジネス
リコー、連続印刷高速化のA4カラーレーザー「IPSiO SP C241」 -
第9回
ビジネス
NEC、ドラム交換不要のカラーページプリンタ「MultiWriter 5600C」 -
第8回
ビジネス
富士ゼロックス、PDF Print Engine 2.5対応DocuPrint -
第7回
ビジネス
両面で2624ページ/分!富士ゼロックスの業務用インクジェット - この連載の一覧へ