「2800 Inkjet Color Continuous Feed Printing System」
両面で2624ページ/分!富士ゼロックスの業務用インクジェット
2011年07月21日 06時00分更新
7月20日、富士ゼロックスはデータプリントおよび印刷市場向けインクジェットプリンター「2800 Inkjet Color Continuous Feed Printing System」を発表した。
おもに金融や生損保、証券、通信会社などの業界で発生する利用明細書/請求書など、個人の顧客に発行しているドキュメントの出力業務では、きわめて短期間に集中した大量出力が必要となる。また、個人の興味関心のある情報を通知物に付加し、購買行動の喚起を図る「バリアブル印刷」のニーズも高まっているという。今回の新製品は、インクジェットプリント方式により超高速出力が可能となり、高い生産性を実現。さらに、データプリントの信頼性をさらに高めたフルカラーバリアブル印刷により、顧客と企業間のコミュニケーション向上に貢献するという。
印刷速度はフルカラー両面で毎分200m、A4用紙換算なら毎分2624ページとなる。新開発のコントローラー「高速RIP処理用アクセラレーター」により、ページごとにデータが変わるバリアブルデータにおけるデータ変換処理スピードを高め、プリンタ本体の出力スピードを最大限に発揮できるようになっている。
また、本体に色調整機能(カラーマネージメントツール)を実装する。これにより、実物に近い写真を印刷するための色調整の時間が大幅に節減でき、文字や数字がより読みやすく鮮明に印字できるという。
価格はオープンで、販売開始は8月31日。年間販売目標は日本を含むアジアパシフィック(一部地域を除く)で50台。
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