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物欲AVコモノ道 第21回

約3万円はお買い得!? 新型PS3を買ってみた

2009年09月07日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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REGZAのリモコンでXMBやBDの操作が可能!

 今回PS3は、我が家のAVアンプであるヤマハ「AX-V485」(関連記事)のHDMI端子を経由して「REGZA H8000」に接続した(HDMIケーブルは別売)。

販売直後の新型PS3は、ファームウェアのバージョンが2.85だったため、まずバージョンアップが必要だった

販売直後の新型PS3は、ファームウェアのバージョンが2.85だったため、まずバージョンアップが必要だった

バージョンアップにかかった時間は10分強

バージョンアップにかかった時間は10分強

 電源を入れてまず行なったのはファームウェアのバージョンアップ。購入したPS3のファームウェアのバージョンが2.85だったためで、これをまず3.0にした。

HDMI CEC機能のオン/オフの切り替え設定。デフォルトでは「切」の状態になっていた

HDMI CEC機能のオン/オフの切り替え設定。デフォルトでは「切」の状態になっていた

 続いて本体設定の中にある「HDMI機器制御」の項目を開き、デフォルトの「切」から「入」へ変更。この状態でREGZAのHDMI機器接続リストを見ると、問題なくPS3が表示されていた。

REGZA側のHDMI設定画面で、HDMI連動機器リストを確認したところ。プレーヤーとしてPS3が認識されている

REGZA側のHDMI設定画面で、HDMI連動機器リストを確認したところ。プレーヤーとしてPS3が認識されている

 さっそくHDMI CECをチェックしてみる。REGZAのリモコンの十字キーでXMBを操作してみると、コントローラと同様にカーソルを動かすことができる。当然、決定キーで選択、戻るキーで1階層上に戻れる。HDMI CEC対応であれば当たり前だが、ゲーム機をテレビリモコンで操作していると思うとちょっと驚いてしまう。

 電源の連動も問題なく、PS3の電源を入れると自動的にAVアンプ、さらに液晶テレビの電源がオンになり、逆にテレビの電源を消すと自動的にPS3の電源も切れる。テレビの電源だけ消し、ゲーム機の電源を消し忘れてしまうことがないのは嬉しい。

AVアンプの液晶パネルに表示される「Dolby TrueHD」の文字

AVアンプの液晶パネルに表示される「Dolby TrueHD」の文字

PS3でオーバーレイ表示する音声フォーマットもDolby TrueHDとなり、ビットレートなども表示される

PS3でオーバーレイ表示する音声フォーマットもDolby TrueHDとなり、ビットレートなども表示される

 続けて今回PS3を購入した大きな目的であるBDの再生を試してみる。ただ、せっかくドルビーTrueHDとDTS-HD Master Audioに対応したAVアンプを利用しているので、リニアPCMからビットストリーム出力へ切り換えておく。PS3の「映像音声設定」から「音声出力フォーマット」を選び、「Linear PCM」から「ビットストリーム」へ変更すればOKだ。

 今回視聴したのは、新生バットマンシリーズの2作目になる「ダークナイト」で、ドルビーTrueHD音声が収録されている。

 Blu-rayディスクのトップメニューにある音声の項目でドルビーTrueHDを選んで再生したところ、AVアンプに「ドルビーTrueHD」の文字が表示され、ビットストリームで出力されていることが分かる。

 なお、通常のドルビーデジタル音声と聞き比べたところ、若干音がクリアになったかなという程度の違いしか分からなかったが、むしろ筆者の環境(そもそも2本のフロントスピーカーしかAVアンプにつなげていない)がドルビーTrueHDのパフォーマンスを引き出せていない可能性の方が高そうである。

 ちなみに、このとき驚いたのはREGZAのリモコンにある再生ボタンや早送りボタンが使えたこと。これによって、XMBを操作してBDを選んで再生し、さらには早送りや巻戻しを一切コントローラを使わずに操作できる。これはかなり便利だ。

 というわけで、まだ購入したばかりであまり深くは触れていない。新型PS3のDLNAクライアントとしての機能やDTCP-IPについては次回レポートしたい。

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