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物欲AVコモノ道 第95回

REGZA Phone×REGZAブルーレイの融合

映像を見ながらコミュニケーションを楽しむ「RZタグラー」

2011年05月23日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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 昨今、液晶テレビやデジタルレコーダーなど、AV系の家電製品との距離を急速に縮め始めているのがiPhoneやAndroidスマートフォンである。以前からDLNAクライアントとしてスマートフォンを利用するといった使い方は可能だったが、ここにきてスマートフォンをテレビやレコーダーのリモコンにする、という使い方が新たなトレンドとなりつつある。

「RD-X10」

「RZタグラー」は「ネットdeナビ」が搭載されたレコーダーとの組み合わせで使用できる。今回は「REGZAブルーレイ RD-X10」(実売7万円前後)を使用

 中でも東芝は、液晶テレビである「REGZA」やBDレコーダーの「REGZAブルーレイ」シリーズにおいて、早くからネットワーク対応を打ち出していたが、さらにスマートフォンとの連携にも積極的に動き始めている。

 具体的にはスマートフォン、あるいはタブレット端末を利用してテレビを楽しむサービスとして「レグザAppsコネクト」を立ち上げ、iPhone/iPad(iOS 3.1.3 以降)およびAndorid端末(1.6以上)向けアプリ「RZタグラー」を無償提供している。

タップやフリックでレコーダーの操作ができる
「RZタグラー」

RZタグラーのリモコン画面は、合計5つに分かれていて、左右のフリックで画面を切り換えられる。それにしてもボタン数が多い

再生/停止や早送り、巻戻しといったボタンが並ぶ左の画面は、再生している映像のタイトルやタイムバーも表示されている

 RZタグラーを使えば、家庭内LANに接続されているREGZAブルーレイを操作できるほか、テレビ番組に設定した「タグ」と呼ばれる頭出し情報を利用し、インターネットを介してさまざまなユーザーとコミュニケーションを図れる「タグリスト」という機能を搭載しているのが特徴だ。

 まずはリモコンアプリとしてRZタグラーを見ていこう。基本的には標準のリモコンのデザインを踏襲したインターフェイスとなっているが、すべてのボタンを1画面に表示するのではなく、5つの画面に分けられている。左右にフリックして画面を切り換え、目的のボタンを表示して操作するという流れになる。

RZタグラーオリジナルの機能である「ジェスチャーモード」。スマートフォンを見ずに、再生や一時停止、ワンタッチ・スキップやリプレイができるのは便利

RZタグラーオリジナルの機能である「ジェスチャーモード」。スマートフォンを見ずに、再生や一時停止、ワンタッチ・スキップやリプレイができるのは便利

 オリジナルの機能として、「ジェスチャーモード」が用意されている。これは録画した番組などを再生している際、シングルタップで再生/一時停止、ダブルタップで停止、左右のフリックでワンタッチスキップやワンタッチリプレイができるというもの。ボタンを押すよりも直感的に操作できるというわけだ。

 また、再生している番組の番組名がスマートフォン上で確認できたり、タイムバーを使って直感的に再生位置をコントロールできるのも、標準のリモコンでは実現できない機能だろう。

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