このページの本文へ

Xeon 5500搭載サーバ&ワークステーション大集合 第12回

OSから独立したハードウェア監視機能搭載で可用性向上へ

東芝、Windows Storage対応のXeon 5500サーバ

2009年06月16日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 東芝は6月15日、Xeon 5500番台×2基を搭載する2Uラックマウントサーバ「MAGNIA3605R」の製品化を発表した。小中規模のアプリケーションサーバから基幹業務システムまで幅広い用途を想定した製品で、出荷開始は7月15日の予定。

 対応するCPUは、Xeon X5570(2.93GHz)、E5520(2.26GHz)、E5502(1.86GHz)の3種類。最大メモリは48GB(4GB×12)だが、8GBメモリユニットの発売を予定しており、その際は96GBとなる。ストレージは2.5インチのSASドライブを最大8台搭載可能で、最大容量は2.4TB(300GB×8)。同社独自開発の「RAIDコントローラT380」に対応しており、ディスクの故障を事前に予想し対応する「予防保全機能」や、障害時の解析に威力を発揮するログ、ダンプ機能などが提供される。

電源やファンの冗長化が可能で、8台の2.5インチHDDを搭載可能な2Uラックマウントサーバ「MAGNIA3605R」

 基幹業務システム用途に要求される可用性も重視されており、メモリのミラーリング、ホットプラグ対応の冗長化電源とファンなど、システムの主要部品の二重化に対応している。加えて、OSから独立してハードウェアの状態を監視する「BMC(Baseboard Management Controller)」を標準搭載する。

価格は、Xeon E5502×1、1GBメモリ、146GB HDD搭載のモデルで102万4590円(税込)など。

 また、ユニークなラインナップとして、Windows Storage Server 2003 R2がプリインストールされたNASモデルも提供される。工場出荷時にRAID 0/1/5のいずれかの選択が可能で、RAIDコントローラとHDDを追加選択することで、NASとして活用が可能になる。

カテゴリートップへ

この連載の記事