ついに自作ユーザー待望のインテル製CPU“Core 2 Duo”シリーズがデビュー!! E6300/E6400/E6600/E6700の計4モデルが同時発売!!
2006年08月05日 02時29分更新
ついに自作ユーザー待望のインテル製CPU“Core 2 Duo”シリーズがデビューとなった。発売されたのは「Core 2 Duo E6300」「Core 2 Duo E6400」「Core 2 Duo E6600」「Core 2 Duo E6700」の4モデルだ。
本日午前零時をもって販売解禁となった“Core 2 Duo”シリーズ全4モデル。各モデルのなかでも特にE6700の品薄は深刻。入手は困難となりそうだ |
“Conroe”ことCore 2シリーズ全モデルが販売開始に
開発コードネーム“Conroe”と呼ばれるCore 2シリーズは最上位モデルの「Core 2 Extreme X6800」を筆頭に「Core 2 Duo E6300」「Core 2 Duo E6400」「Core 2 Duo E6600」「Core 2 Duo E6700」の全5モデルがラインナップされる。ご存知の通り「Core 2 Extreme X6800」は約1週間早く発売されているが、販売価格は約13万円とかなり高価。そんな中登場した「Core 2 Duo」シリーズは価格も手頃で、発売前から自作ユーザーを中心に本命とされていた製品だった。
「Core 2 Extreme X6800」と“Core 2 Duo”シリーズのスペックで異なるのはクロック周波数とTDP。“ワイド・ダイナミック・エグゼキューション”、“インテリジェント・パワー機能”、“スマート・メモリー・アクセス”、“アドバンスト・スマート・キャッシュ”、“アドバンスト・デジタル・メディア・ブースト”の5つの機能で構成される“Coreマイクロアーキテクチャー”を採用したLGA775対応デスクトップPC向けCPUで、デュアルコア、共有型の内蔵2次キャッシュメモリなどを備える。FSBは1066MHzでTDPは65W、2次キャッシュは4MBまたは2MB。省電力機能“拡張版インテル SpeedStepテクノロジー(EIST)”や64bit拡張命令“インテル 64テクノロジー(Intel 64)”ハードウェア仮想化技術“インテル バーチャライゼーション・テクノロジー(VT)”などをサポートするのは従来通りだ。
流通量にばらつき! 手に入れるにはそれなりの努力も必要か
店頭に並んだ4モデルを整理するとE6700(クロック2.66GHz/2次キャッシュ4MB/S-Spec“SL9S7”)、E6600(2.4GHz/4MB/S-Spec“SL9S8”)、E6400(2.13GHz/2MB/S-Spec“SL9S9”)、E6300(1.86GHz/2MB/S-Spec“SL9SA”)という具合。ただし流通量にかなりばらつきが出ているのも現状で、とくに上位モデルE6700の品薄は深刻な様子。発売前から人気のあったE6600は、一応の数が確保されているといった状態で、お世辞にも潤沢とはいえないというのが各ショップの統一見解だ。
また“P965”をはじめとしたマザーボードも人気モデルを中心にこちらも品薄傾向。CPUを含め目当てのモデルを手に入れるには早めの行動もしくはショップ巡りといった根気のいる作業が必要となるかもしれない。とはいえ、久々の大型商材登場に沸く秋葉原はほとんどお祭り状態。自作ユーザーにとっての今週末は、普段よりも賑やかで楽しいアキバが体験できるのは間違いないだろう。
発売当初は一番入手が困難と思われるE6700(クロック2.66GHz/2次キャッシュ4MB/S-Spec“SL9S7”)。手に入れられたユーザーはかなりラッキーといえるほど流通量は少ない |
こちらは価格と性能のバランスで一番人気が予想されるE6600(2.4GHz/4MB/S-Spec“SL9S8”)。各ショップとも目玉として販売するモデルで裏ではショップ間の激しい争奪戦が繰り広げられたとか。ここ2日くらいで完売すると思われる |
E6400(2.13GHz/2MB/S-Spec“SL9S9”)とE6300(1.86GHz/2MB/S-Spec“SL9SA”)の流通量は多い。特に最下位モデルのE6300は多いショップでは数百本の入荷がある |