以前より、デモや予約などで話題を読んでいたASUSTeK製“SLI”対応“nForce4”搭載マザーボードだが、本日ついに販売がはじまった。入荷したのは「A8N-SLI Deluxe」、もちろんSLI用ブラケットが同梱だ。
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ASUSTeK製“SLI”対応“nForce4”搭載マザーボード「A8N-SLI Deluxe」 |
“SLI(Scalable Link Interface)”とは、2枚のビデオカードで並列演算を行なうことで高速な画像処理を行い、最終的に1枚の画像として出力するという技術で、GeForce 6600GT、GeForce 6800Ultra/GTでサポートされる。当然、マザーボード側では2つのPCI Express x16スロットが必要となる。
nVIDIA“nForce4”は、この“SLI”をサポートする“nForce4 SLI”と、サポートしない“nFoece4 Ultra”“nFoece4”という計3種類が用意される。Athlon 64-FX/Athlon 64に対応するPCI Express対応チップセットとしてはじめて販売される(このほか、ATI“RADEON XPRESS 200/200P”が来年登場予定)ものとなるほか、これもチップセットレベルでは初となる転送速度3GbpsのSerial ATA IIのサポートなど、まさに初めてづくしといったスペックとなっている。
今回登場した「A8N-SLI Deluxe」のスペックは、拡張スロットがPCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×3。2つのPCI Express x16スロットは、2枚のビデオカードを差す“SLI”モードの際はともにPCI Express x8で動作し、1枚のみの“シングルVGA”モードの際は、ASUSTeKのウェブサイトを見る限りPCI Express x16とPCI Express x1として動作する。DIMMスロットは4本で最大メモリ容量は4GB。イーサネット機能はデュアルギガビットで、チップセットによる転送速度3GbpsのSerial ATA IIポート4つ(RAID0、1、0+1対応)と、Silicon Image製“Sil3114R”チップによるSerial ATAポート4つ(RAID0、1、0+1、5対応)を搭載。そのほかIEEE1394、8チャンネルオーディオがオンボード。なお、廉価版となる「A8N-SLI」は来週登場予定となっている。
本日時点の価格は以下の通り。入荷数が少ないこともあってかすでに完売してしまったショップが多いが、それ以上に以前より狙いを定めていた人が多かったもよう。あるショップでは、「急にGeForce 6600GTカードが2枚単位で売れ始めた」という声も。
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「A8N-SLI Deluxe」本体 | Serial ATAは計8ポート。うち4ポートはチップセットによる転送速度3GbpsのSerial ATA IIポートだ | |
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入荷状況は“広く薄く”といったところ。すでに完売が相次いでいる | 次回入荷については、確定した情報は伝わっていない |
8日現在の最新価格情報
価格 | ショップ |
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ASUSTeK A8N-SLI Deluxe |
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\21,800 | ドスパラ秋葉原2号店 Prime館 |
\22,800 | USER'S SIDE本店(完売) 高速電脳(完売) |
\23,079 | ZOA 秋葉原本店 |
\23,480 | ツクモパソコン本店(9日(木)より販売、予約で完売) T-ZONE.PC DIY SHOP(完売) |
\23,600 | DOS/Vパラダイス本店(完売) |
\23,625 | ラオックス PC・DO SHOP |
\23,800 | ドスパラアキバ店 |
\24,118 | クレバリー1号店(12日(日)より販売) |
