日本ギガバイト主催のイベント“GIGABYTE EXPO 2004 in 秋葉原 冬の陣”が本日“Linux Cafe di PRONTO秋葉原店”で開催された。注目は、同社製SLI対応カードを使用した“SLI対応ビデオカードのデモンストレーション”だ。
恒例となった日本ギガバイト主催のイベント“GIGABYTE EXPO 2004 in 秋葉原 冬の陣”が開催 |
会場となったのはもちろん今回も“Linux Cafe di PRONTO秋葉原店”だ |
会場の入り口を入ってすぐの中央のスペースに設置してあったのが、同社の未発売製品“nForce4 SLI”搭載マザーボード「GA-K8NSP-SLI」を使用した“SLI対応ビデオカードのデモ”だ。ご覧のように、こちらも同社製の“GeForce 6600GT”搭載ビデオカード「GV-NX66T128D」が2枚、SLI用ブラケットで接続されているのがお分かりだろう。そのSLI用ブラケットは、先日から展示の始まっているASUSTeKのものと同形状で、唯一メーカー名とカラーリングが異なる程度。また、相性問題が厳しいとも噂される対応ビデオカードだが、「他社製のSLI対応カードもサポートするのか?」という質問に対しては「今のところは、他社メーカーの製品もサポートする予定」という答えが返ってきた。
ただし、ベンチマークテストの結果などは非公開。実際に、SLI使用時のパフォーマンスを体感できなかったのは少々残念だが、来場者注目のデモとなっていたのは間違いないようで、会場内のスタッフに熱心に質問するユーザーも多く見られた。メーカーの話によると「価格は未定ながら、発売日は11月下旬から12月上旬を予定。“nForce4 SLI”搭載モデルだけでなく、“nForce4 Ultra”搭載の「GA-K8NSP-9」や“nForce4”搭載の「GA-K8NF-9」も同時に発売できそうだ」ということ。「できるだけ某A社と同時期に出荷できるように、現在本社のある台湾とも話し会っている」というコメントも聞けた。どちらにせよ、年内に登場するのは間違いなさそうで、待っているユーザーはもう少しの辛抱だ。
、同社の未発売製品“nForce4 SLI”搭載マザーボード「GA-K8NSP-SLI」 | 「GA-K8NSP-SLI」。価格は未定ながら、発売日は11月下旬から12月上旬を予定 | |
拡張スロット部。「今のところは、他社メーカーの製品もサポートする予定」だという | 来場者注目のデモとなっていたのは間違いないようで、会場内のスタッフに熱心に質問するユーザーも多く見られた |
そのほか目を引いたところでは、FSB1066MHz対応の“i925XE”搭載マザー「GA-8AENXP-D」と「GA-8AENXP-DW」。こちらの発売はもうすぐとのこと。また、ビデオカードの展示コーナーでは“RADEON X700PRO”や“GeForce 6600”を搭載したファンレス仕様の新モデルを見ることができた。同社から発売された“GeForce 6800”搭載ファンレスビデオカード「GV-R68128DH」の販売が好調なのを受け、他のGPU搭載モデルにもファンレス仕様を順次発売していくようだ。
さらに今回“SLIのデモ”と並んで力を入れていたのが、Pentium M対応のノートベアボーンだ。“G-MAX”シリーズと呼ばれるこの製品は、ビジネスユースからゲーム、ホームユースに至るまで、様々なサイズや仕様のモデルをラインナップ。実際に日本ギガバイトのスタッフによって行われた“PentiumM対応ノートベアボーンの組立て実演講習会”には多数のユーザーが訪れ、関心の高さをうかがわせていた。なお、出展製品に関する詳細はフォトレポートを参照してもらいたい。