MSIから、“nForce4 SLI”搭載マザーボード「K8N Diamond」が登場した。
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MSI製SLI対応マザーボード「K8N Diamond」 |
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本体。PCI Express x1スロットがないのが目に付くところ |
SLI対応のためにPCI Express x16スロット2本を搭載するが、その間隔は2スロット分あったASUSTeK製品とは異なり、Gigabyte製品と同様の1スロット分。よって同梱されているSLI用ビデオカード接続基板も、長さの短いものとなっている。SLIモードとシングルモードの切り替えは、他社製品と同様2本のPCI Express x16の間のスロットに差された基板で行なう仕組みだ。
また、PCI Expressスロットはx16が2本のみとなっており、x1スロットは搭載されていない。PCI Expressはレーン数による上位互換性を備えていることを利用し、PCI Express x16スロットでx1スロットを兼ねさせることを意図した設計となっているようだ。
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SLIモードとシングルモードの切り替えは、他社製品と同様の仕組みとなっている | | PCI Express x16スロットの間隔はスロット1本分。よって同梱の接続基板もこのように短いタイプ |
レギュレータに、ヒートパイプと冷却ファンを備えた大がかりなクーラーを装着しているのも目に付くところ。Serial ATAはチップセットによる4ポートのほか、小さなBGAパッケージのSilicon Image製“Sil3132”チップによる2ポートを備え、全て転送速度3Gbps対応。
拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI×3、DIMM×4。IEEE1394、デュアルのギガビットイーサネットがオンボード。サウンド機能として、Creative製“Sound Blaster Live 24-bit”が搭載されるのも大きな特徴だ。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで2万7600円(25日より販売)、TSUKUMO eX.で2万7980円、フェイスで2万7670円、ドスパラ秋葉原本店で2万7800円、クレバリー1号店で2万8318円(26日販売)。このほかZOA 秋葉原本店でも入荷を確認しており、USER'S SIDE本店では明日25日より販売とのこと。初回の流通量はごく少量のようで、前述の店舗のうちフェイスとZOA 秋葉原本店ではすでに完売となっている。
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Silicon Image製“Sil3132”チップ。小さなBGAパッケージが特徴だ | | レギュレータに搭載されるクーラーは、ヒートパイプとファンを備えた大がかりなもの |
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