
WordPressにさまざまな機能を追加できる「プラグイン」。ちょっとしたPHPの知識さえあれば手軽に作れるので、すでに自作のプラグインにチャレンジしている方も多いと思います。そのプラグインから利用できる機能のひとつに、「ショートコードAPI」があります。ショートコードAPIを使うと、エントリーの中の任意の場所に、指定したテキストや画像などの要素を入れる、といったプラグインが簡単に作れます。
今回は、ショートコードAPIを使ったプラグインの作り方を紹介しましょう。
マクロ的に使える便利な「ショートコード」
WordPress 2.5で追加された「ショートコード」は、エントリーの中にマクロ的に情報を入れることができる機能です。投稿内に [ ] で囲んだ文字列を入れると、ショートコードの処理をするプラグインによって、その文字列が他の文字列に変換されます。「あれして、これして……」と複数の処理を繰り返し行ないたい場合に、省略して書けるようになる便利なものです。簡単な例を紹介しましょう。
たとえば、エントリー中に以下のようなショートコードを入力するとします。
[loop word="こんにちは!" times="3"]
このとき、「『loop』のショートコードがあったら、『word』属性で指定した文字列を、『times』属性で指定した回数だけ繰り返し出力する」というプラグインを作っておいたとします。すると、上記のショートコードが、以下のように変換されて、ページに出力されます。
こんにちは!こんにちは!こんにちは!
次ページでこの例をもとに、ショートコードのプラグインの書き方を紹介しましょう。
