最近、耳にする言葉“CUDA”。これは「クーダ」と読み、NVIDIAが提唱するGPGPU(General Purpose GPU)統合開発環境を指している。CUDAは「Compute unified device architecture」の略。GPUをC言語を使って汎用的なプロセッサとして使う技術で、グラフィックス以外の演算をGPUで行えるようにするのが目的だ。
GeForce GTX 200シリーズの登場と同時に発表されたのが「CUDA 2.0」で、ゲームに馴染みのあるフィーチャーとしては「NVIDIA PhysX」(物理演算エンジン)のアクセラレートもCUDAによるものだ。NVIDIA PhysXのパフォーマンスについては「RD vs. GF対決! お買い得なビデオカードを探る!」でも紹介しているので合わせて見て欲しい。
CUDAが利用可能なビデオカードは、GeForce 8000/9000シリーズ、GeForce GTXシリーズ、そしてGeForce 9300/9400などのグラフィックス内蔵チップセットとなっている。つまり現行のGeForceであれば大抵利用可能なのだ。しかも特別な何かを必要とせず、最新のGeForceドライバをインストールだけでCUDAが利用可能となる。
なおCUDAを利用したアプリケーションを自分で開発することも可能だ。NVIDIAのCUDA ZONE(http://www.nvidia.co.jp/object/cuda_home_jp.html)にアクセスすれば、ツールキットとSDK、そしてマニュアルが無償でダウンロードできる。C言語等のプログラミング経験のある人は挑戦してみてはいかがだろうか。
そのCUDA(≒GPGPU)を我々一般ユーザーが活用するには、これまでNVIDIA PhysXを利用した3DMark VantageやUnreal Tournament 3くらいしかなく、ゲームに興味を持たないユーザーにとってメリットはなかった。
しかし今は動画エンコードにも活用できるなど、その用途は広がりつつある。その起爆剤になりそうなのが、ペガシスの動画エンコーダー「TMPGEnc 4.0 XPress」だ。TMPGEncについては、もはや説明の必要もないほど有名なエンコーダーだが、先日公開されたアップデーターでCUDAに対応を果たした。すでにTMPGEnc 4.0 XPressを持っているなら無償でCUDAに対応にアップグレード可能だ。
(次ページへ続く)

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