先日お伝えしたように本日6日(土)、CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原にて、東芝が主催するイベント「SpursEngine Start-up!」が開催された。
このイベントは、先日より販売開始したLeadtek「WinFast PxVC1100」やトムソン・カノープス「FIRECODER Blu」に採用された東芝製メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine(スパーズエンジン)」搭載画像処理カードの性能をエンドユーザーに分かりやすく紹介するためのもの。
会場にはオープンする前から行列が発生し、オープン直後には即満員になるなど、自作派ユーザーの注目度の高さがうかがえた。なお、イベント開催中は入場規制が行なわれるほどの混雑が続いた。
SpursEngineについて
イベントは東芝によるプレゼンテーションからスタート。まず、「SpursEngine」の構造やベースとなった「PlayStation 3」(以下:PS3)採用の「Cell Broadband Engine」(以下、Cell/B.E.)との比較、「SpursEngine」によりもたらされるメリット、トランスコード処理の高性能化などを解説した。
SpursEngineが作られる300mmシリコンウエハー
会場には今回のイベントの話題の中心である「SpursEngine」が作られる300mmシリコンウエハーが展示された。「SpursEngine」は、「PS3」へ採用された「Cell/B.E.」のRISC型プロセッサをベースにコアの「SPE(Synergistic Processor Element)」を4基(PS3はSPEを7基)、動画圧縮伸張アルゴリズム処理用にMPEG-2およびMPEG4-AVC/H.264のハードウェア・エンコーダ/デコーダの回路、マルチコア処理を司るためのコントロール回路などをワンチップに集積した東芝製メディアストリーミングプロセッサだ。
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