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2008年05月22日更新

ニワンゴ代表インタビュー・後編

ニコニコ動画の集合知

文●塩田紳二

“アートな作品”を作る人もいる―――ニコニコ動画という新しいコミュニケーションへ

―――「ネットワークサービスはすごくおもしろい」と気がついたとのことですが、それが、いまのニコニコ動画につながっているのでしょうか?

杉本:ニコニコ動画は、グラフィカルなインターフェースと動画サービスであることで、一般的なコミュニティーサイトとは違って見えますが、仮想的な世界の中でのコミュニケーションを実現しています。

 動画という時間軸の中でのコミュニケーションを提供するのがニコニコ動画です。以前よりネットワークに興味を持ち続けていたのは、こうした仮想的な場所でのコミュニケーションを実現できる可能性を感じていたからで、ニコニコ動画で少なからず実現できていると思っています。

 よく「集合知」と言われますが、動画が入り口になって、ある種の「知」が提供され、これに対してさらに「コメント」という形で「知」が付け加えられていく。動画とコメントの“知”が組み合わさって、1つの作品になります。参加した人たちは、離れた場所にいるみんなとネットワークを通じて想像力(知)を共有するのです。

 ユーザーの中には、そのことを感覚的に知っている人もいて、動画を作る人の中にはコメントが入ることを想定して動画を作っている人もいました。そして、コメントの入れ方がアーティスティックなこともあります。例えば、まっ黒な画面の動画が投稿されたこともあって、それにコメントが付いていく、というのも実際にありました。

 

(次ページに続く)

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