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週替わりギークス 第180回

メンタルを強くするにはどうしたら良い? メンタルが強そうな経営者に聞いてみた

2020年07月07日 17時00分更新

文● 高桑蘭佳(らんらん) 編集● 上代瑠偉/ASCII

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高専キャリア教育研究所の代表取締役・菅野流飛さん、著者の高桑蘭佳(左から順に)

 メンヘラテクノロジーのらんらんです。いまさらかよ! とつっこまれそうですが、最近、メンタルが弱いことで悩んでいます。恋愛に対してはどんなに彼氏に無視されようが、怒られようが、心が折れることはありません。しかし、それ以外の人間関係や仕事などにおいては、すぐに落ち込んだり、「失敗したらどうしよう……」と不安で動けなくなったりしてしまいます。

 そこで、メンタルが強そうな人にそんな悩みを相談してみました。今回相談に乗ってくれたのは、高専キャリア教育研究所の代表取締役・菅野流飛(かんのりゅうひ)さん。

 今回、菅野さんに相談に乗ってもらおうと思ったのは「メンタルが強そうな職業ってなんだろう?」と考えたときに、まず思い浮かんだのが経営者だったからです。ちなみに、私自身も経営者の端くれではありますが、むしろ「メンタルが強くなさそうなのに経営者ができるの?」という視点で、インタビューや質問をされることがあるほど、メンタルは弱いです。

 もともと経営者にはメンタルが強いひとが多い可能性もありますが、厳しい状況のなかで、経営者はさまざまな困難を乗り越えていかなくてはなりません。菅野さんにお話を聞くなかで、メンタルを強くするためのヒントが見つかればいいなと思っています。

菅野流飛(かんのりゅうひ)さん

 東京高専卒業。東京工業大学大学院博士後期課程進学。

 Speee入社後、リブセンス事業部長、リクルート事業開発など、IT業界でベンチャー企業から大手企業まで渡り歩いてきた。プロフェッショナル領域は「ウェブマーケティング」「事業推進」「事業開発」「組織開発」である。

 2015年よりライフワークとして東京高専でのキャリア教育セミナーや高専特化型クラウドファンディングなどを運営。2017年に当社設立。2020年にみらい創造機構グループに完全子会社として参画し、高専および東工大に特化したキャリア開発プラットフォームの構築を推進している。

 みらい創造機構執行役員。高専DCON実行委員。東京高専同窓会役員。情報経営イノベーション専門職大学客員教授。

1番病んだのは3ヵ月無収入で「離婚したい」と言われたとき

——今回は経営者ってメンタルが強そう……という安直な理由なのに、相談を引き受けていただき、ありがとうございます。菅野さんは現在どのような事業をされているのですか?

 現在、高専キャリア教育研究所では、高専生/編入生向けキャリア教育事業とスタートアップスタジオの2つの事業を手がけています。高専生/編入生向けキャリア教育事業では「ビジネススキルを持ったエンジニア」を育てるキャリア教育プラットフォームを運営しています。そのなかで、ビジネス講座やビジコン(ビジネスコンテスト)、事業化を支援するビジネスデザインラボを開催していて、企業スポンサーのリアルな課題に学生が挑戦できるような環境を提供しています。

——スタートアップスタジオは弊社もお世話になっているものですよね。

 そうだね。スタートアップスタジオでは、メンヘラテクノロジーのようなスタートアップや、大企業の新規事業開発のプロダクト開発や戦略面で支援しています(現在10社ほどのスタートアップを支援中)。

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